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(回答先: Re:マルチ商法疑惑に関与したとされる民主党の前田議員も創価学会批判の急先鋒でした。 投稿者 質問です 日時 2008 年 10 月 15 日 17:57:46)
2002-11-15
緊急インタビュー 暴行を受けてもひるまない!
テロ・暴力は民主主義への挑戦だ
前田 雄吉(衆議院議員)
http://www.forum21.jp/contents/contents11-15sp.html
十月二十八日午前、現職の国会議員が刺殺されるという衝撃的なニュースが日本中を駆けめぐった。民主党の石井紘基衆議院議員が右翼団体の幹部を自称する男に世田谷区内の自宅前で刺され死亡したのである。
その翌日の二十九日朝、本誌のインタビューにも複数回にわたって登場し、創価学会・公明党問題にも積極的に取り組んでいた前田雄吉衆議院議員(民主党)が、街頭演説中に暴漢に襲われ、二週間のケガを負う暴行事件が発生した。
事件の背景はまだ明らかになってはいないが、民主主義社会の根幹である言論の自由や政治活動の自由を暴力によって阻害するかのような動きは、絶対に許されるものではない。
前田代議士に緊急にインタビューした。
――暴力によって言論の自由を封じようとする今回の事件は、決して許されるものではありませんが、まずは事件の経過をお聞かせください。
前田 十月二十九日朝七時頃から、私は愛知県犬山市の名鉄楽田駅前で街頭演説を行っていました。私が当選した愛知六区は、今回、区割りが変更になり、新たに犬山市が選挙区に組み込まれました。そこで、犬山市内で街頭演説を行っていたのです。当日は、朝が早いこともあり、新選挙区を忙しく挨拶回りしている地元事務所のスタッフは連れずに一人で街宣を行っていました。
ちょうど石井紘基代議士に対するテロについて言及し、言論の自由、政治活動を暴力で抑圧するようなことがあってはならないと話していた時でした。突然、「バカヤローッ」という怒鳴り声とともに、バイクに乗った若い男が突っ込んできたのです。とっさによけましたので事なきをえましたが、正直、ヒヤーッとしました。
バイクは街宣車にぶつかって止まりましたが、バイクから降りてきた男は、「殺したるがや」などと叫びながら私の方に飛びかかってくるや、民主党の幟をもっていた私の右手を捻りあげ、マイクや落ちた幟の柄で私の腹や胸を何度も突いてきました。
前日に石井代議士が刺されたばかりですし、「殺したるがや」という叫び声も耳に入っていましたので、とっさに"テロか"とも思いましたが、まずは男を落ち着けることだと思い、「落ち着け」と諭すとともに、「お前、何をやっているのか分かっているのか」と一喝しました。
すると男は「分かっとるが」というので、「お前にも親がいるんだろ。こんなことして逮捕されたら親が悲しむぞ」と言うと、「警察なんかこわくないわ」と啖呵を切り、通りかかった高校生の携帯を取り上げて「俺が、警察にかけたるわ」と110番通報しようとしたのです。しかし、本当に110番通報するかどうかわかりませんし、そこまで啖呵を切るならばと思い、私が携帯で110番通報したところ、警察官が駆けつけてきて、その場で男を暴行容疑で現行犯逮捕しました。
――警察発表では、犯人は犬山市内に住む十八歳の無職の男で、動機は「街頭演説の音がうるさかったのでやった」と言っているようですが、前田代議士が街頭演説を行っていた楽田駅前と犯人の自宅は五〇〇メートルも離れている。そんなに大きな音で街宣していたのですか。
前田 とんでもありません。街宣車といっても軽自動車の上に小さなスピーカーをつけたもので、一〇〇メートルも離れたら聞こえません。犯人の言っている「街宣の音がうるさかった」との理由は、とってつけた言い訳としか思えません。
犯人は酒臭かったので、酒を飲み、いきがって突っかかってきたのかもしれませんが、「殺したるがや」と言って飛びかかってきている点が気にかかります。果たして街宣の音がうるさいくらいで「殺してやる」などというものでしょうか。
平成十二年六月の総選挙で愛知六区から出馬した前田雄吉氏は、公明党現職で国対委員長などの要職を歴任した草川昭三氏を破って初当選を果たした。選挙期間中、前田氏は、街頭演説中に飲み差しの缶コーヒー投げつけられたり、選挙事務所に灯油をまかれたりした。さらには前田氏の身体に傷害を持つ長女が創価学会の青年部員に取り囲まれ、「お前の父親は悪人だ」などと面罵、恫喝されるという卑劣な事件も起こっている。
――事件の背後関係についてはまだ分かりませんが、前田代議士が創価学会・公明党に厳しい姿勢をとっているだけに、永田町やマスコミの間からは創価学会の関与を疑う声もあがっています。
前田 事件に背後関係があるのかどうか。その点も含めて、全容は警察の捜査結果を待つしかありません。たしかに私は創価学会・公明党に厳しいスタンスをとっていますが、公共性・公益性を尊重されて税法上の優遇措置を受けている宗教法人の創価学会が、まさか暴力で言論活動を封じるという違法な行為をするはずはないと思っています。
ただ、事件の三週間ほど前にある会合で一緒になった公明党の県会議員さんから、
「前田さん、あんた創価学会の青年部の評判悪いよ。標的になっている。乙骨なんかとつきあっているんだって。あんな悪人とつきあったらだめだ。創価学会に逆らって当選した議員はいないんだよ」 との懇切丁寧な"ご忠告"を受けました。この発言が本当なら、私は創価学会青年部の攻撃対象にされているということなのかもしれません。
――十月二十八日には石井紘基代議士が刺殺されました。言論の自由や政治活動の自由を、暴力によって抑圧・阻害するようなことは絶対に許されるものではない。昨年の九・一一以来、世界各地で反テロの機運が盛り上がっていますが、民主主義を否定するテロ、暴力には強い憤りを感じます。
前田 私は先輩議員である石井代議士と懇意にしていただいていました。それだけに二十九日午後に予定されていた石井代議士の葬儀に、自分の事件の事情聴取のために参列できなかったことは、大変、残念です。国会は言論の府であり、その国会の議員に対するテロや暴力事件は、言論の自由に対する重大な挑戦です。言論の自由は民主主義の基本です。今回、私は暴行を受けましたが、これにひるむことなく、今後とも、言論の自由、民主主義を守るために戦っていくつもりです。
――警察の捜査は順調に進んでいるのでしょうか。
前田 現場は一生懸命やってくれていますが、警察幹部の動静に不可解に思うことがありました。というのも、私は事情聴取のため犬山署に六時間以上、滞在していましたが、その間、犬山署長は署内に居るにもかかわらず一度も姿を見せなかったのです。私は、自分が国会議員だから挨拶に来なかったのはけしからん、などと言っているのではありません。 前日には石井代議士が殺害されるという重大な事件があり、また、言論の府である国会の議員に対して暴行が加えられるという、言論の自由、民主主義に対する重大な挑戦があった以上、民主主義社会を守るべき使命を持つ警察の幹部は、陣頭に立って捜査にあたるべき責任があるということを指摘したいのです。 ところが犬山署の署長は、私が長時間、犬山署に居たにもかかわらず一度も姿を見せなかった。同様に愛知県警の本部長も、厳正な捜査を要求する私の電話に出ようともしないのです。いったい、この対応は何だと思いました。国会議員だからいうのではありません。警察は市民を守るべき使命がある。しっかりしてもらいたいと思います。
――周知のように公明党は全国各地の地方議会で与党であったり、キャスティングボートを握っている。予算と人事の可否を握られている警察は、創価学会・公明党問題に及び腰であることは、警視庁総務部長・岡山県警本部長などを歴任した平沢勝栄代議士も明言しているとおりです。前田代議士が創価学会・公明党に厳しいスタンスをとっていることが、犬山署長、愛知県警本部長の姿勢になんらかの影響を及ぼしていたとすれば問題ですね。
前田 仮にも警察が、特定の勢力の意向を忖度して捜査をないがしろにするようなことがあるとすれば、重大な問題です。しっかりした捜査をお願いしたいと思います。
――ところで、公明党大会に来賓として出席した小泉首相が、挨拶の中で池田大作名誉会長の写真を絶賛し、拍手喝采を受けました。先の衆参補選で自民党候補が勝てたのは、低投票率の中で創価学会票が大いに威力を発揮したからだと分析されています。今回の小泉首相のリップサービスは、そのお礼でもあるわけですが、同時に、小泉自・公・保連立政権の政権基盤は創価学会の票であることを、小泉首相自ら満天下に示したものとして注目されます。
前田 私は以前から、特定の宗教団体が政党を組織し、その政党が政権に入ることには、憲法の政教分離原則の上から、重大な疑義があると思っています。また創価学会が、その政治力を背景に官公庁などから特定の便宜やサービスをはかってもらうようなことがあってはいけないと思い、衆議院の外務委員会では創価学会の外務省への影響力について質問しました。
創価学会は、自・公・保連立体制を「日本の柱」体制と呼び、創価学会が日本の政治を動かしていく体制だと位置づけているとも指摘されていますが、今回の公明党大会での小泉首相の発言は、まさにそうした指摘が正鵠を射ていることを裏付け、小泉政権の政権基盤が創価学会票に依拠していることを露呈しました。これはゆゆしき問題です。
私は二十一世紀の日本における政治と宗教の関係は、政教分離原則を厳守することをまず第一の基本にしなくてはならないと考えています。その意味でも、今後とも、信教の自由、言論の自由、そして民主主義を守るために先頭に立っていく決意です。
(聞き手/乙骨正生) (まえだ・ゆうきち)愛知六区(春日井市、小牧市、犬山市)選出。平成十二年総選挙で公明党副代表草川昭三候補を破って初当選。民主党文化団体局副局長、衆議院災害対策特別委員、同外務委員・慶應大学法学部卒。
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