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第46回「女子トイレ四方山話」
国会には、多種多様な女子トイレがあります。
しかも、気をつけないと「手洗所」の表示の場所へ突き進んで行こうとして、「谷岡先生、そこは違います!」と衛視さんに絶叫されるはめに陥ることになります。
つまり、男性用のお部屋へ向かっていたわけね。必ず男性用と女性用が対になっているわけではないことが、国会的なのです。
そもそも戦前、つまり女性に参政権が無かった時代に造られた国会議事堂には、女性のためのトイレという発想は抜け落ちていたのです。
おそらく戦後のパイオニア女性議員たちが強力にアピールして、それで少しずつ充実してきたのだろうと思われます。
なぜそういう推測ができるかというと、ほとんど同一の規格にお目にかかることは無いほどバラエティに富んでいるからです。
歴史を感じさせる佇まいの手洗いから、入場した瞬間に電灯がともり、個室に入ると勝手にフタが音も無く開く現代科学の粋を結集したものまで千差万別。
後者の場合、あまり先回りされても透明人間に見張られているようで、かえって落ち着けません。まず入り方からして自動ドアかそうでないかの双方が存在し、中のレイアウトがばらばらです。
手を洗おうとしてもセンサーで水の出るものと自分で蛇口をひねるものが混在し、手を渇かす手法も様々。
だから、国会で無意識に用を足すというのは不可能で、瞬時にシステムとその配置を見極めるということが必要になります。
それも自分が今いる場所から一番近い女子トイレがどこにあるかを確かめてから可能になるのですが。
国会には建物がたくさんあるし、継ぎ足しで造った女子トイレは意外な所に潜んでいるし、おまけにトイレのサインを一目瞭然にするには重厚すぎる文化がありますから、新人議員には見つけにくく、それで新米女性議員はウロウロしているからすぐばれます。
これまでの発見で印象に残っているのは、折りたたみのベッドが壁に取り付けられている例でした。
赤ん坊のおむつを替えるには大きすぎるし、私のような少々大柄の女性だと足がはみ出る中途半端なサイズのベッドなのです。
実際に試してみましたが、あまり寝心地はよくない。
だけど、国会でホームレスをやるなら最適の場所です。
古い建物の空調は、概して暑すぎたり寒すぎたりするのですが、トイレだけはなぜか適温のところが多いというのが私の実感なの。
「戦後女子トイレの変遷」というタイトルで卒論を書きたい女子大生がいたら、国会はフィールド調査最適の場所だと思うので、わが事務所にご連絡ください。
便宜をはからせていただきたいと思います。
http://www.taniokachannel.com/taikenki/taikenki.html
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