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http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20081009ddlk14040179000c.html
在日米軍:相模補給廠からの搬出物、アフガンへ輸送 地方議員団体が指摘 /神奈川
◇550人規模の野戦資材か
在日米陸軍の後方支援基地・相模総合補給廠(しょう)(相模原市)から運び出された野戦基地用のキャンプセット「フォースプロバイダー」が6日夜、横浜港からコンテナ船に積み込まれて中東に向かったことが分かった。在日米軍を追跡する地方議員グループ「リムピース」が、船会社のホームページに掲載の運航表で、船がパキスタンのカラチ港とイラクのウムカスル港に立ち寄ることを確認した。
船積みされたキャンプセットのコンテナは60個以上。今後の搬出分を含め、550人規模の兵士を収容するフォースプロバイダーの1ユニットが輸送されるとみられる。米軍はアフガニスタンへの増派を進めていることから、リムピースの金子豊貴男・相模原市議は「両港に陸揚げされたフォースプロバイダーがアフガンに搬送されることが確実になった」と指摘している。
相模原市が在日米軍司令部に非公式に搬出先の説明を求めたところ、「軍事機密」として明らかにしなかったという。【高橋和夫】
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■解説
◇中東の戦場に直結裏付け
米同時多発テロの翌年の02年秋、補給廠に戦時備蓄されているフォースプロバイダー6ユニットがアフガンに送られた。今回はこれに続く搬出となる。
米国は中東からインドシナ、朝鮮半島までの地域を情勢の緊迫化した「不安定の弧」と位置付け、兵力の機動的な展開を図る。在日米軍再編に伴うキャンプ座間への米陸軍第1軍団前方司令部の移駐や、陸上自衛隊との連携強化もこの一環だ。
補給廠は朝鮮半島有事に対応した戦時備蓄基地。しかし、中東へのキャンプセットの搬出は、補給廠が極東だけでなく、中東地域の有事にも備えた後方支援基地に変質し、戦場に直結していることを裏付けるものだ。
「国際貢献」を名目に日米安保をなし崩し的に運用する米国に加担する日本政府。国民の合意もなく専守防衛の原則をないがしろにしているように見えるのは、政治が貧困だからだ。
国会では、インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続するための新テロ対策特措法改正案の審議に入る。衆院解散含みの流動的な政局を考慮しても、補給廠のわずかな動きからみて、うやむやな議論は許されない状況にある。【高橋和夫】
毎日新聞 2008年10月9日 地方版
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