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2008年10月07日
民主党の山口壮議員は平和外交を託す事のできるこの国のリーダーになれるか
まず、次の文章を読んでもらいたい。
「・・・(給油活動の対象である)アフガン情勢が悪化する中、戦略を誤っている米国の言うままに『テロとの戦い』を大義名分に掲げる麻生首相は完全に間違っています・・・
アフガン問題の根本には、米国の中東政策の失敗があるのに、麻生首相や自民党にはその認識が著しく欠けています。アフガン攻撃の理由とされた2001年9月の米同時多発テロは、米国がパレスチナ問題などへの対応をめぐり、世界中のイスラム教徒を敵にしたため起きてしまった。正しい世界観の持ち主なら、米国自身にも原因がある側面に気付くはずです・・・
小泉純一郎元首相は『対米関係さえ良ければ日本の安全保障は大丈夫』とうそぶいたが、そんな考えはあまりに幼稚です・・・
米経済に変調をもたらした根本原因は、アフガニスタンとイラクで垂れ流す巨額の戦費です。毎日6000億円から1兆円と報道されていますが、75兆円の金融安定化法案に比べ、いかに途方もない金額であることか・・・
麻生首相が志向する”御用聞き”外交では日米双方の国益は損なわれる一方です・・・
米国は中東情勢だけで手いっぱいで、北朝鮮との二正面作戦など無理。明らかに北への譲歩に動いています。米国に頼っていれば大丈夫という”刷り込み”はとっくに破綻している。『給油は安上がりな国際貢献』という人もいるが、そんな志の低い理屈は捨て、アフガン問題の根本解決に英知を傾けるべきです・・・
悪化するアフガンやイラクの実情を直視すれば、力によるテロ解決の限界が浮き彫りになります・・・誤爆、誤射等が外国軍隊への敵視を招く中で、給油の選択では軍事優先のやり方を追認してしまう・・・”戦争をつくる”のではなく”平和をつくる”ことでしかテロはなくならない。自民党は”戦争の党”であり、民主党こそ”平和の党”なのです・・・」
これは民主党の山口壮(さとし)(兵庫12区)衆院議員が、いま発売中のサンデー毎日(10・19号)誌上で述べている言葉である。
彼がどこまで本気でこの立場を民主党内部で訴えているか私は知らない。
彼が、今頃になってこんな事を言い出したのか、米国のイラク攻撃の時から一貫してそれに反対し、このような言動を行なってきたのか、私は知らない。
しかし、少なくともこの発言は私が繰返して発言してきた事と同じである。
この考えを突き詰めれば、私がたどり着いた結論、すなわち日本の将来は日米軍事同盟から決別し、憲法9条を世界に掲げて自主、自立した平和外交を行う事ができるかにかかっている、という考えに行く着くはずだ。
果たして山口壮はそのような政治家なのだろうか。
それは前原や長島といった民主党の国防、安保政策議員の親米路線と完全に矛盾する。
民主党の中でどのような議論が行なわれているのだろうか。
私はまったく知らなかったのであるが山口壮はキャリア外交官出身であるという。
入省年次は私より10年後の外交官だという。
2000年に国会議員になったという。
このような考え方を持った外交官出身の人間が民主党にいて、小沢一郎の外交参謀をつとめていたとは知らなかった。
「次の影の内閣」の外務大臣候補であるという。
俄然興味が沸いてきた。
このサンデー毎日の記事をきっかけに、私は政治家山口壮の今後の言動に注目しようと思う。
彼が民主党の中にあって、この言葉どおり民主党を平和外交の政党にしていくことができるのか。
米軍再編協力に完全に舵を切った日本政府の誤りをただし、憲法9条を守る外交の先頭にたって米国と正しく外交していけるのか。
そこを見届けたい。
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