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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10148337337.html から転載。 2008-10-07 06:30:12 以下は「しんぶん赤旗記事情報・G-Search」から検索、貼り付け。 食料自給率向上・日本農業再生へ/農業・農協問題研究所井上理事長にきく/増産意欲高める農政に 汚染米の不正流通は、国民に不安を与えています。食の安全・安心のためにも食料自給率の向上、日本農業の再生が必要です。学者・研究者や農協関係者でつくる農業・農協問題研究所の井上和衛理事長(明治大学名誉教授)に方向を聞きました。 ―― 汚染米は深刻な社会問題ですね。 まったくひどい話です。農水省が“工業用”として一`十円程度の価格で販売した米が次から次へと転売されて食用に化けていく。日本はこんなひどい国だったかと思うような事態です。 汚染米の背景 以前、重金属のカドミウム汚染米が問題になったときは、米に色をつけ、政府が厳重に隔離しましたが、今回はいい加減です。背景として、食糧管理制度をこわし、二〇〇四年の食糧法改悪で米販売業者の許可制を届け出制にし、だれでも米を販売できるようにした規制緩和が指摘されます。 汚染米にあるカビ毒のアフラトキシンは、発がん性が大変強いものです。殺虫農薬メタミドホスも日本では販売していません。「欠陥商品」をなぜ輸出先に返せないのか、まったく不思議です。 EU(欧州連合)はアメリカにたいして、成長ホルモン入り食肉など不安があるものは輸入規制しています。 外国産米を輸入する根拠となるWTO(世界貿易機関)上のミニマム・アクセス制度は輸入機会を提供するだけです。政府は義務だからといって輸入を許可していたことになります。アメリカや多国籍企業・商社の利益が前提であり、まったく理解できません。 ―― 一方で、日本の農家は大変です。稲作農家の時給は百七十九円に下がりました。 政府や自民党は、生産者米価が値下がりするのは、米が過剰だからといいますが、輸入米が問題だということが今回の事件でも分かります。 財界や政府は、株式会社もいれて大規模化すれば農業は強くなるといって助成を削減しました。そんなことは実態を見ない幻想です。 最近は政府も食料自給率を50%にまで向上させる工程表をつくるといいますが、今までの路線では机上のプランに終わるでしょう。 イギリスは今では日本より食料自給率が高いのですが、日本よりも低い時期がありました。それがEC加盟(現EU)で共通農業政策の適用(価格支持等)となり、小麦等の主要農産物価格が保障され、より増産意欲が強くなったのです。日本は逆に輸入自由化と価格保障を廃止したのですから、食料自給率がさがるのは当然といえます。 ―― 日本共産党は輸入規制と価格保障・所得補償の農業再生プランを示しています。 自給率向上のためには、輸入規制を前提に農産物の価格保障と環境面を考慮した所得補償を組み合わせないと農家は意欲を持って生産を増やせないでしょう。日本共産党が発表した農業再生プランは、この点で道理にあっています。 民主党案では 民主党の案は、輸入は自由化して価格が下がったら農家に戸別所得補償をするといいます。これでは、輸入は増えるわけです。自給率向上にならないし、財源もどのくらいになるか見当がつきません。 世界的に食料不足で飢餓がふえ、安全で安心できる食料をどこからでも買えるという時代ではありません。いまこそ食料主権にもとづき政策を変えるときでしょう。 しんぶん赤旗
gataro-cloneの投稿
食料自給率向上・日本農業再生へ/農業・農協問題研究所井上理事長にきく/増産意欲高める農政に
テーマ:環境・農業
2008.10.01 日刊紙 5頁 労働・大衆運動 (全1,310字)
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