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投稿者 きっこ 日時 2008.10.04
すべての元凶は自民党
社会保険庁とグルになって、証拠をインペイすることと国民の目を欺くことしか考えてない自民党なんかが政権の座にふんぞり返ってるから、いつまで経っても国民の最大の心配ゴトである「年金問題」は解決しない。それどころか、今度は、社保庁の職員たちが上からの命令で組織ぐるみの「データ改ざん」をしてたっていう国家的詐欺事件まで発覚しちゃった。
自民党は、国民を騙すために雇ってるペテン師のマスゾエちゃんを使って、最初は「故意に改ざんしたのは1件だけ」って言わせて、あくまでも1人の職員による個人的な犯罪としてゴマカスつもりだった。だけど、フタを開けてみたら、改ざんの可能性のあるデータは6万9000件もあると発表された。そして、今日になったら、今度は「143万9000件」だってノタマイ始めた。これって、「消えた年金記録」の時とおんなじパターンだよね。最初は少しだったのに、野党から追及された自民党が、時間を長引かせるようにポツポツと情報を小出しにして、結局は5000万件を超える数の年金データが消えてたことが分かった。
最初に、オムライス党の保坂展人議員や民主党の長妻昭議員がこの問題を国会で追及し始めたのは、コイズミ政権下の2006年の夏だった。だけど、保坂議員が、すでに数年前から社保庁の年金システムにおかしな点が満載なことに着目してて、2005年4月には、社保庁の職員たちによる年金基金の私物化を監視するための「年金ウォッチャーズ」を旗揚げしてるのだ。つまり、今の年金問題に対して、社民党はすでに3年以上も前から取り組んで来たワケで、2006年の夏からは「消えた年金記録」についての追及も始めたってワケだ。そして、民主党や共産党とも連帯して、ずっと追及し続けて来たことによって、この問題を隠し続けて来た自民党は、仕方なく隠してた情報を少しずつ小出しにするようになったってワケだ。
だから、今回の「データ改ざん」の問題にしたって、現時点では「143万9000件」だけど、これがどこまで膨れ上がるかは未知数だけど、5000万件以上もの年金記録が消えたままになってる上に、消えてない年金記録もカタッパシから内容が書き換えられてて、実際にもらえるハズの金額よりもずっと少ない金額しか支払われてなかっただなんて、こんな腐りきった政府、ヨソの国だったらソッコーで暴動が起こってると思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、社民党を始めとした野党が、この「年金問題」を国会で追及し始めてから2年半、この国の総理大臣は、コイズミ、アベシンゾー、フクダちゃん、フロッピー麻生と、すでに4人も変わってる。それも、このうちの2人は、問題が山積してる状況で、公約を何ひとつ守らずに、自分勝手に政権をホッポリ投げるという前代未聞の無責任さを炸裂させたのだ。それなのに、未だに議員を辞職せずに、今度の衆院選にも出馬するとか抜かしてるんだから、厚顔無恥とはこのことだ。
そして、この「自民党の、自民党による、自民党のための政府」が、自民党の都合だけでホイホイと総理大臣を替え続けて来たことによって、誰よりも迷惑してるのが、あたしたち国民だ。総理大臣が変わるだけでも大問題なのに、その総理大臣が作る内閣が、これまたお粗末な内閣ばかりで、発足直後から閣僚たちが不祥事で次々と交代してく始末。こんなに次々と大臣が代わってるからこそ、これほど野党が必死になって「年金問題」を追及して来たのに、未だにまったく解決しないのだ。
さらには、自民党が各省庁に圧力をかけて、野党から資料請求があった場合には事前に自民党に知らせて、自民党の指示に従うようにと通達してた事実までが発覚しちゃった。ここまで来ると、自民党って、あたしたち国民のために政治をやってるんじゃなくて、完全に霞が関のために政治をやってるってことだよね。
2007年6月27日の日記、「年金データをインペイし続けるアベ内閣」に詳しく書いたけど、詳細は過去ログを読んでもらうとして、簡単に説明すると、2006年の夏以降、野党がずっと年金の情報公開を要求し続けて来たのに、コイズミ内閣でもアベ内閣でも、断固として情報を公開しなかった。そして、いくら自民党に行っても絶対に情報を公開しないため、去年の6月、オムライス党は、厚生労働省と社会保険庁に対して10回もの申し入れをして、ようやく年金のマイクロフィルムと紙台帳の一部が保管してある埼玉県の倉庫、「ワンビシ・アーカイブス」への視察を許可された。それで、社保庁のほうから「いくつかの政党で組んで来てくれると(一度で済むから)見せやすい」って連絡が来たので、オムライス党は、民主党と共産党に声をかけて、3党の代表者たちで視察団を結成した。
そして、6月24日に社保庁のほうから「視察の受け入れ態勢が整っているのでいつでも来てください」っていう連絡が来たので、少しでも早いほうがいいから、翌日の25日に行くってことを伝えた。そしたら、その時は了承したのにも関わらず、そのあとに裏でアベ内閣からどんな指示をされたのか知らないけど、当日の朝になったら、突然、社保庁の幹部から連絡が来て、ドタキャンされてしまったのだ。
保坂議員は、約束が違うと抗議するために、その日のうちに社保庁へ出向き、改めて視察を要求した。そしたら、社保庁の担当者が「明日の26日ならいいです」って言うもんだから、翌日の26日、オムライス党ひきいる視察団は、汗が噴き出るほどの真夏日に、東京から1時間半もかけて「ワンビシ・アーカイブス」へと向かったのだ。それなのに、ようやく到着したと思ったら、ワンビシ側の責任者が現れて、「今、社保庁から連絡があって、今日の視察は中止になりました」って言われて、門前払いを食らったのだ。
皆さん、これ、どう思う?国会では、アベシンゾーもマスゾエちゃんも口をそろえて「国民のために最後の1件まで解決します!」「1年以内にすべて解決します!」って連呼して国民に「ちゃんとやってますよ」ってアピールしてたのに、この問題を本気で解決しようとしてる野党に対しては、倉庫の中に眠ったままの台帳すら見せないのだ。それに、この流れを見てもらえれば分かるように、社保庁の担当者は、最初は「視察の受け入れ態勢が整っているのでいつでも来てください」って言って来て、「25日でOK」だって言ったのだ。
それなのに、そのあとにどこの誰から指示されたのか知らないけど、当日の朝になって突然のキャンセル。そして、保坂議員が直接文句を言いに行ったら、その場ではとりあえず「26日ならOK」と言っておきながら、わざわざ現場まで出向いて行ったら、突如、社保庁から連絡が入って門前払い。これ、誰がどう見たって、自民党が社保庁に圧力をかけて、年金の情報を知られないようにインペイしてたってことじゃん。
‥‥そんなワケで、今回の「汚染米問題」で、野党が農水省に資料を請求して来たら、農水省の職員の判断で対応せずに、まずは自民党に連絡しろ。そして、自民党の指示に従って対応しろっていう命令文書が、農水省だけじゃなく、すべての省庁に配られてたことが発覚した。それで、ようやく、この去年の「ワンビシ門前払い事件」の謎が解けたけど、全国の皆さん、これこそが自民党クオリティーってことだから、よ〜く考えて欲しい。
コイズミ内閣の時から、野党が執拗に訴え続けて来た「年金問題」なのに、恥も外聞のないナンミョー党は、このデタラメな年金システムを「最低でも50年は基金の取り崩しがない100年安心プラン」だって断言して、コイズミも「絶対に大丈夫だ」って大見得を切ったのだ。それなのに、それからわずか1年で、5000万件ものデータが廃棄されてたことが分かり、さらにその1年後には、10兆円もの基金が無くなった上に、今回の「組織ぐるみの改ざん」の発覚と来たもんだ。
つまり、この2年半の間、ずっと情報開示を求めて来た野党と、必死にインペイし続けて来た与党ってワケだ。皆さんも、アベ政権下の国会で、何度も情報開示を訴える民主党の長妻議員と、それに対して「これは党派を超えた問題なのだから与野党が一緒になって解決して行くしかない」とかって調子のいいことを言ってるマスゾエちゃんのやりとりを記憶してると思う。そして、このマスゾエちゃんのゴマカシに対して、長妻議員は、こう言ってた。
「それなら、なおのこと情報を公開して欲しい。我々には情報をいっさい見せずに、口先だけで『一緒にやりましょう』なんて言っても信用できない」
そして、結局、野党がこの問題を提起してから2年半、自民党がすべての情報をインペイし続けて来たから、未だに何ひとつ解決してないのだ。もしも、2006年の夏の時点で、コイズミがすべての情報を開示して、この問題を野党に任せてたとすれば、すくなくとも消えた年金のうちのマイクロフィルムや紙台帳が残ってるぶんに関しては、そのうちの何割かは修復されてたハズだし、今回発覚した「組織ぐるみの改ざん」だって、2年前には分かってたハズだ。そう考えると、自民党が現在に至るまで年金に関する情報を野党に公開しないのは、国民には「すべて解決する」って断言してたのにも関わらず、ホントは「全容解明はムリ」ってことを把握してるから、それがオオヤケになると立場上マズイことになるからなんだろう。さらには、「組織ぐるみの改ざん」だって、トックの昔に知ってて、こんなことがバレちゃったら大変だから、なおさら野党には知られないようにしてたんだろう。
結局、今までマスゾエちゃんが国民に向かって言って来た数々の発言も、何度もやって来た「年金ナントカ便」とかいうのも、すべては単なるパフォーマンスであり、すべては単なる時間稼ぎの引き延ばし作戦だったってワケで、こんなムダなことのために、あたしたちの血税が何十億円も何百億円もドブに捨てられてるのかと思うと、マジでシャレになんない。
‥‥そんなワケで、ここでリトル「汚染米問題」のほうへ車線変更するけど、「汚染米」ってのは、「汚染されたアメリカ」って意味じゃなくて、アメリカに忠誠を誓った売国政党である自民党が、農水省や三笠フーズとグルになって、西日本を中心とした地域に猛毒のお米をバラ撒いてた国家ぐるみの無差別大量殺人事件のことだ。で、今回、農水省の大阪農政事務所の「米流通」に関する部署の職員、12人が、三笠フーズからの接待を受けてたりお土産までもらってたことが発覚した。最初は、すでに退職してる当時の担当課長1人が安い居酒屋で2回だけ接待を受けてたって言ってたのに、やっぱり次々と出て来たってワケだ。
何しろ、接待を受けてた課長が退職したあとも、大阪農政事務所の担当者は、ことあるごとにわざわざ三笠フーズに電話して、「(事故米を)買い過ぎなので少し控えてください」だの「本省が(お宅の業務内容に)関心を持っているので、しばらくは行動を慎んでください」だのって指示を与えてたんだから、誰がどう見たってグルだろう。それなのに、今回発覚した12人は全員、口をそろえて「便宜は図ってない」ってノタマッてんだから、あたしのセクシーなおへそがプーアル茶を沸かしちゃうよ、まったく。
さらには、三笠フーズの冬木は、農水省の職員だけじゃなく、自民党の大阪支部の代表とも20年以上も前から付き合いがあって、この支部に献金もしてた。その上、もっと上の自民党議員とも懇意にしてたってことも分かってる。つまり、これこそが「政官財」の癒着の構図そのものであり、自民党が農水省に圧力をかけて、野党に情報を与えないように根回ししてたことも、そんな理不尽な要求に農水省がホイホイと従ってたことも、すべてツジツマが合うってワケだ。
で、ここでクルリンパと「年金問題」に戻るけど、この2年半に自民党がやって来たことを見ると、まったくおんなじ構図が見えて来ると思う。ようするに、自民党と、社保庁と、社保庁の天下りどもが巣食う外郭団体の癒着の構図だ。コイツラが、長年、国民がマジメに支払って来た年金を食い物にして来た、それをゴマカスために何百万件という台帳を違法に破棄したり、データを改ざんして支給額を少なく操作して来たってワケだ。
ちなみに、今回、改ざんの疑いが発覚した「143万9000件」てのは、あくまでも「5等級以上の改ざん」なのだ。年金の「標準報酬月額」は、最低額の9万8000円から最高額の62万円まで、30段階に分けられてる。で、長年、社保庁が組織ぐるみで行なって来たのは、ホントは1等級の金額を支給しなきゃいけない人のデータを7等級に書き換えたり、20等級の人のデータを28等級に書き換えたりっていう改ざんだ。そして、この「5等級以上の改ざん」が「143万9000件」て言ってるんだから、1等級を3等級にしたり、10等級を14等級にしたりっていう「5等級未満」の改ざんについては、いっさい報告されてないのだ。
5等級以上の酷い改ざんが144万件近くもあったってことは、5等級未満の小さな改ざんは、その何倍もあるって考えるのが普通だろう。でも、マクラの最初に書いたように、これは「消えた年金記録」の時とおんなじパターンで、自民党の広報係のマスゾエちゃんは、自民党の支持率を見ながら情報を小出しにしてくハズだ。だから、少なくとも解散総選挙までは、何千万件ていう「5等級未満の小さな改ざん」は、どうせインペイされたままだろう。
‥‥そんなワケで、自民党が国交省や建設業界とグルになって起こした耐震偽装問題は、一部の民間人だけに責任を押しつけ、トカゲのシッポ切りで終わらせた。自民党が農水省や米穀企業とグルになって起こした汚染米問題も、一部の民間人だけに責任を押しつけ、トカゲのシッポ切りで終わらせようとしてる。そして、自民党が社保庁と社保庁の天下りどもとグルになって起こした年金問題は、責任を押しつける民間人がいないから、徹底的に情報をインペイし続けて、このまま時間切れに持ち込もうってスンポ―だ。自民党が政権与党である限り、どんなに汚い手段を使っても、この問題を追及し続ける野党の妨害をして、年金受給者たちの寿命が尽きるのを待つつもりなんだろう。だからこそ、見苦しいほど意地になって、解散総選挙を先送りしてるんだろうと思う今日この頃なのだ。
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