【鳩山由紀夫メルマガ】麻生総理に財源を伺いましたが「今後年末に考えます」との答弁【どっちがちゃんと答えてないんだよｗ】ブッダの弟子

【鳩山由紀夫メルマガ】麻生総理に財源を伺いましたが「今後年末に考えます」との答弁【どっちがちゃんと答えてないんだよｗ】
http://www.asyura2.com/08/senkyo54/msg/329.html
投稿者ブッダの弟子日時 2008 年 10 月 02 日 21:54:19: WrVq5GKL9DWTY

全文
http://archive.mag2.com/0000074979/20081002212732000.html

　本来、総理就任直後の所信表明演説は最も注目されるだけに、ビジョンやその
実現に向けた具体的な政策を語るものかと思っていましたが、麻生総理の所信に
はそのかけらも見られず、選挙が近いという思いからか、民主党批判に重心を置
いた選挙演説といった感がありました。結果として民主党を際立たせていただく
ことになり、むしろ有り難かったと言えましょう。

　一触即発の臨時国会が始まりました。麻生新総理と３選された小沢代表との本
会議場での直接対決は、贔屓目ではなく、議場にいた多くの議員がどちらが総理
でどちらが野党の代表か分からないとの感想を抱いたと信じます。

　それに引き換え、小沢代表とその後に質問に立ちました私は、
「新しい国民生活をつくる」５つの約束として、
　１．一般会計と特別会計合わせて２１２兆円の予算の全面組み替え
　２．後期高齢者医療制度の廃止と消えない年金の保障
　３．月２万６千円の子ども手当て
　４．非正規社員の均等待遇
　５．農林漁業の「戸別所得補償制度」の創設
を明確に説明し、その財源を
　１．天下りの禁止による無駄遣いの一掃
　２．入札改革による政府調達予算の節減
　３．ひも付き補助金の一括交付金への振り替え
　４．国の直轄事業の節減、国家公務員の人件費の総額削減
　５．さらには特別会計の余剰金の活用など
によって見出すことができることを示しました。

　今まで民主党に対しては、「いくら良いことを言っても財源を示さなければバ
ラマキではないか」との批判を頂いていましたが、この批判に十分に答えること
ができたと思います。

　一方、私は麻生総理に定額減税の規模や財源を伺いましたが、「今後年末に考
えます」との答弁です。後期高齢者医療制度の見直しについても「一年かけて検
討します」とだけの返事。基礎年金の国庫負担率を１／３から１／２へ引き上げ
る財源についても何を充てるのか明言しません。こちらは財源をガラス張りで示
したのに、麻生内閣の財源はまったくのブラックボックスという有様です。この
対応でも、既に与野党が逆転しているのです。

　二日間の閣僚の答弁をじっと聞いていましたが、官僚の作文を読まずに自分の
言葉で話していたのは鳩山邦夫総務相のみで、あとの全ての大臣は、終始下を向
いて官僚の作った答弁を読む始末でした。一番ひどかったのが麻生総理でした。
明らかに官僚内閣、官僚政権は続いています。これでは国民のみなさんの声は通
じません。

　ここにきて、１０月２６日説から１１月９日説まで流れていた総選挙の日程が
急に怪しくなってきています。今までサブプライムローンが深刻化していたにも
かかわらず、いざなぎ景気を超えたなどと暢気に構えて何の対策も打ち出してこ
なかった政府が、突然にアメリカの金融危機に対処しなければならないとの論理
で、補正予算だ、さらに第二次補正だと言い始めたのです。自分たちが政治空白
を招いたくせにとも思いますし、補正予算を上げても景気回復に大して役立たな
いことは分かっていますが、ここは大人の対応で、来週から予算委員会で大いに
議論を進めていきたいと思っています。どうやら、自民党は独自の世論調査の結
果が必ずしも良くないので、解散の時期をずらそうとしているというのが本音の
ようです。