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http://www.amakiblog.com/archives/2008/09/30/#001163
2008年09月30日
なぜ公明党は早期解散・総選挙にここまでこだわるのか
私が麻生太郎の右腕であれば、ためらいなく彼に助言するだろう。
あなたが生き残れる唯一の方策は小泉純一郎と公明党の悪を切り捨てる事だ、と。
それができてはじめて麻生の評価は高まるに違いない。国民的支持も高まるに違いない。
小泉純一郎の悪についてはいまさらここで私が繰返すまでもない。
日本を米国に売りわたし、国民生活をここまで困窮させたのは小泉対米従属政策である。
おまけにあの引退劇が、次男に政治家業を引き継がせるための最善のタイミングを狙った私欲から来たものであったこともいまやばれてしまった。
麻生政権にとって歓迎すべきものは何一つない。
それにもかかわらず、メディアは小泉元首相の国民的人気をおそれて正面から批判できないでいる。
「功罪なかば」、「光と影」などという曖昧な言葉で誤魔化している。何一つ日本の為によい事をしなかったにもかかわらず。
そんな小泉元首相を全否定してこそ、自主、自立した麻生太郎である。
麻生首相が解散・総選挙を急ぐ理由はどこにもない。
たしかに、解散・総選挙を引き伸ばしたからといって有利になるとは限らない。
11月4日の大統領選挙の後に総選挙を行なった場合、オバマ民主党が勝てばムード的に波及効果はあるであろう。
しかし、いずれもそのことが解散・総選挙を急ぐ決定的理由にはならない。
ましてや麻生首相は自分の力でもぎ取った首相の座である。それを活かしたい。民主党と国会の場で政策論争をしてみたい、小沢民主党代表と党首討論をして国民の前で雌雄を決したい、そう思っているに違いない。そしてそれは正しい態度である。
それにもかかわらず11月2日の総選挙が既定路線のごとくメディアで流されている。
なぜか。それは公明党が急いでいるからだ。これもメディアが報じているとおりだ。
それでは、なぜ公明党は早期解散・総選挙にそれほどまでにこだわるのか。
私が住んでいる栃木県の地方紙下野新聞の9月30日付にこういう見出しが躍っていた。
解散へひた走る公明党。11・2へエンジン全開。矢野問題隠しに躍起。
更に詳しく読んでみるとこうだ。
・・・公明党幹部の表情がいまひとつさえないのは、「矢野問題」が気がかりでならないためだ。
「予算委入りすると統制が利かなくなる。その辺を配慮して欲しい」。29日午後の自民、公明両党の国対幹部会談で、公明党の風間参院国対委員長は重ねて自民党側に理解を求めた・・・野党側はかねて、矢野絢也元公明党委員長が創価学会を相手に損害賠償訴訟を起した一件を参院で取り上げると予告・・・これを回避するには予算委員会の前に解散するのが一番、というのが公明党執行部の判断だ・・・
矢野氏が10月1日発売の月刊誌「諸君」の平沼赳夫元経済産業相との対談で「公明党と創価学会が政教一致なのか、など民主主義の根幹にかかわる問題は国会という公の場で、知りうる限りのことを証言しなければならない」、と参考人招致に前向きな考えを重ねて示していることも29日明らかになり、公明党幹部の懸念は一段と深まっている・・・
太田昭宏代表は「予算委を開かせるな。矢野問題がクローズアップされる恐れがある」と北側一雄幹事長に指示。学会幹部の一人も「予算委は野党から攻撃されるだけ。開催しても得はない」と一歩も引かぬ構えを見せていた・・・
この矢野問題については様々なメディアが書いてきた。それを私もこのブログで折に触れ述べてきた。
しかしこの下野新聞の記事ほど明確に問題点を明らかにした記事ははじめてである。
一体どういうことなのだろう。国会審議を避けてまで追及を逃れようとしている公明党・創価学会の抱える問題とは何か。
公明党・創価学会に何のかかわりもない私と同様、多くの一般国民に対し、それを明らかにすることこそ国会の責任に違いない。
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