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中山国交相辞任:攻勢強める野党【毎日】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080929k0000m010075000c.html
中山成彬国土交通相の辞任を受け、民主党は28日、衆院解散・総選挙に向けて一気に攻勢に出た。小沢一郎代表は10月1日の代表質問を総選挙の前哨戦と位置付け、政権交代後をにらんだ「所信表明」とする方針だ。一方、出足からつまずいた麻生政権に、自民党幹部は「国交相辞任は首相による事実上の更迭」と強調するなど野党の追及をかわすのに躍起。与党内では補正予算案の今国会成立は困難とみて、補正予算案審議入り前の衆院解散を促す声が強まっている。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は28日、中山氏が27日にも「日本の教育のがんは日教組だ」と発言を重ねたことに触れ、「(再度の)失言を防げなかったという意味で責任はますます重くなった」と東京都内で記者団に述べた。麻生太郎首相の任命責任を強調し、「この問題は大きな争点にする」として、国会審議で麻生首相を徹底追及する構えだ。
さらに和歌山市内での会見で鳩山氏は、小沢氏の代表質問について「民主党政権をつくった時にどういう日本を描くか、示す場としてお借りする」と発言。「財源も含めてマニフェストを提示したい」と述べた。民主党幹部は「小沢氏の代表質問は、麻生首相への質問ではなく、所信表明になる」と解説した。
麻生首相が野党への質問を含む所信表明を行う一方で、小沢代表が政権獲得後の「所信表明」的な代表質問を行うという異例の対決となりそうだ。
その小沢氏は28日、大津市で会見し「自民党が『後に延ばしたい』と考えても国民が許さない。総選挙はやらざるを得ない」と強調。27日にも京都府亀岡市で開かれた党所属議員の集会で「10月3日解散」の見通しを披露し、数百人の聴衆一人一人と握手した。
敵失を「見せ場」作りに最大限活用する一方で、「早期解散」に備える民主党。党国対幹部は「こちらはいくらでも攻められる。解散しなかったら予算委員会は参院を含めて50日はやる。首相問責もあり得る」と強気の構えだ。【上野央絵】
◇早期解散求める声も
政府・与党内では、中山氏辞任を受けて、「衆院選に悪影響を与える」「はたして衆院を解散できるのか」などと、動揺の声が広がっている。野党に首相の任命責任を問う声が強まる中、自民党の細田博之幹事長は28日、NHKの報道番組で「任命責任はあるが、その責任はまず辞任を促し、中山氏が辞任したことで一つの区切りがついた」と火消しに努めた。麻生首相も記者団の質問に自らの任命責任を明確に認めた。
補正予算案成立にこだわる首相の意向を受けて、与党内で大勢となっていた「11月2日投開票」のシナリオに対しても、疑問視する声が出てきた。
特に問題となるのは解散時期だ。公明党幹部は「予算委員会を開けば、野党が追及の手を強め、政権は『じり貧』になる。首相は早期解散に追い込まれる」と語り、予算委開催前の解散を求めた。参院自民党幹部も「代表質問直後に解散するしかない」と述べ、補正予算案成立を断念し、代表質問が終わる10月3日にも衆院を解散すべきだとの考えを強調した。
ただ一方で、自民党内でも首相と距離を置く議員からは「経済対策の財源を盛り込んだ補正予算案だけに、少なくとも衆院だけは通過させないと有権者の批判を浴びる」と、首相の早期解散をけん制する声も出ている。【高山祐】
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