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中山国交相が引責辞任、内閣発足わずか5日目【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080928-OYT1T00290.htm?from=main1
麻生内閣
麻生首相に辞表を提出後、官邸を出る中山国交相(28日午前)=加藤祐治撮影 中山成彬国土交通相(65)(衆院宮崎1区)は28日午前、首相官邸で麻生首相と会い、成田空港拡張への反対を「ごね得」などと発言した問題の責任を取って辞表を提出し、受理された。
内閣発足から5日目の辞任で、竹下改造内閣の長谷川峻法相の4日に次ぎ、現行憲法下では2番目に早い辞任となった。
野党側は首相の任命責任を追及する構えで、発足したばかりの麻生政権にとって、大きな打撃となった。今後、衆院解散・総選挙をにらんだ与野党の攻防は激しさを増しそうだ。
中山氏は首相に、「せっかく重要なポストに就かせてもらったのに、職責を全うすることができなくなり申し訳ない」と辞任を申し出た。首相は「誠に残念だ」と述べ、辞任を了承した。
中山氏はこの後、国交省で記者会見し、「(2008年度)補正予算案をスムーズに審議するためにも、自ら身を引くことを決意した」と述べた。
中山氏は25日の報道各社とのインタビューで、成田空港拡張への反対を「ごね得」と表現したほか、「日本は随分内向きな単一民族といいますか」「日教組(日本教職員組合)の強いところは学力が低い」などと発言した。27日の地元・宮崎市での会合で発言の真意を説明し、「ごね得」「日本は単一民族」との表現については陳謝したが、日教組については、「日教組を解体しないといけない」などと改めて批判していた。
首相としては、中山氏の一連の発言を巡る問題が国会運営混乱の要因となり、次期衆院選にも影響を与えかねないと判断、与党内からも批判の声が強まったことなどを受け、辞任を認め、事態の早期収拾を図ることにした。
(2008年9月28日11時00分 読売新聞)
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