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2008.9.24（その２）
森田実の言わねばならぬ【687】

平和・自立・調和の日本をつくるために［682］
《政局分析》2008.9.24臨時国会開会・麻生太郎自民党総裁を首相に指名・組閣、９月末麻生首相の所信表明演説、10月初め代表質問、その後補正予算案提出、裁決後衆議院解散。投票日は11月２日か？　選挙情勢は？　麻生内閣は自民党最後の内閣になる?!

「将を射んと欲すれば、まず馬を射よ」（杜甫）

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　総選挙の投票日は11月２日になるのではないかと私は見ている。
　政局の焦点は補正予算である。
　政府は補正予算案を提出し民主党など野党に協議を申し入れる。野党が反対すれば衆議院を解散し、「景気対策」を争点にして総選挙を行う。野党が賛成すれば、これを政府の成果として信を問う――という計画のようである。当初固まったとみられていた10月26日投票のスケジュールが、補正予算処理のため１週間ずれ込むことになりそうな状況である。
　総選挙情勢はどうか。私は９月21日（日）午後、ラジオ（文化放送）で「民主党は（過半数をとるのは）かなりきびしい」と発言したところ、「きびしい」との発言に抗議がきた。抗議した人は「民主党は必ず勝てる」と考えているようだ。一般国民の間には「民主有利」の見方が強い。
　ある選挙の実務家に聞くと、「民主党有利。小沢民主党政権樹立は確実な形勢だ」とのことである。私は「自民党対民主党は互角。どちらも過半数をとるのは困難ではないか」と発言してきたが、選挙の実務家の見方は違う。実務家のＡ氏は「麻生太郎首相が自民党内閣最後の首相になることはほとんど確実。小沢一郎内閣ができる」と言い切った。
　「民主党にフォローの風が吹き始めた」との情報が盛んに寄せられている。
　麻生内閣が最後の自民党内閣になる可能性が高まっているのかもしれない。

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