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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10143107998.html から転載。 2008-09-24 06:42:29 以下は「しんぶん赤旗記事情報・G-search」から検索、転載。 ============================================= 発言/アシスト社長ビル・トッテンさん/米国標準が世界を不幸に 小泉純一郎氏は、首相になって五年半の間、「小泉改革」と称して日本を悪くしました。しかし、小泉氏は、エンターテイナー(役者)でしたから、メディアにとって都合がよかった。その後、あまり人気がない二人の首相が、続いて政権を投げ出しました。自民党総裁選では、メディアによって人気が出そうな政治家が、総裁になるでしょう。もはや政治は、政策よりも娯楽性が重視されるのです。 ただ、自民党の政治家のだれも、悪い政治を変える力を持っていません。法人税を減らし、国の借金を増やし、お金が足りないから消費税を10%に上げなければならないという。国をアメリカに開き、郵政を民営化し、郵便貯金をアメリカの金融機関に差し出した。その政治をなおせません。 解散・総選挙が近いという。国のために、どんな政治がいいのか。消費税はなくし、法人税は元の税率にし、税の累進性を取り戻し、金融などの規制を強めればいい。中曽根内閣時代の前川リポート以来やってきたことを、元に戻すことです。 前川リポートは、日本をアメリカ社会のように貧富の差の激しい国にする、日本をアメリカの属国にするものでした。 アメリカが、日本の企業を自由に買えるようにする。アメリカは神様で、ほかの国の人々は奴隷。日本の総理大臣は、アメリカの属国の総督です。これが、アメリカのいうグローバルスタンダード(世界標準)です。 日本の金融ビッグバンは、日本経済を停滞させました。 アメリカでは一九二九年に株価が暴落し、世界恐慌になりました。そこで、有名なグラス・スティーガル法をつくり、銀行と証券会社の兼業を禁止。金融から不況が起こらないようにしたのです。 ところが、そのアメリカが、世界各国に金融自由化を迫り、日本でも金融ビッグバンだと規制を緩和しました。世界で一番、預金があるのが日本です。その日本の銀行が、国民が預けたお金を日本の産業のために使うのではなく、「財テクだ」と博打に使う。銀行はカジノの元締めとなり、日本人のお金は世界中のカジノへ流出しました。 しかし博打は、もうかる時もあれば損もします。もうかった時は、自由にさせてくれといい、損をすれば国になんとかしてくれという。使われるのは国民の税金です。アメリカのサブプライムローン問題もいっしょです。大手金融機関は、危ういことをやって大もうけし、うまくいかなくなると、政府に助けてもらう。ウォール街の仲間たちは政府の要人ですからね。 サブプライムローン問題を契機にした金融不安や原油高騰の影響をみると、一九三〇年代の世界恐慌の時よりもひどい不況になる危険があります。アメリカンスタンダードは、世界や日本を不幸にします。アメリカいいなりでは、だめです。 聞き手 渡辺 健 写真 縣 章彦 ビル・トッテン 1941年、米カリフォルニア州生まれ。南カリフォルニア大学で経済学博士号を取得。72年、日本でコンピューターソフト販売会社、アシストを設立し、代表取締役に就任。2006年、日本国籍取得。著書に『アメリカ型社会は日本人を不幸にする』『アングロサクソンは人間を不幸にする』『日本は略奪国家アメリカを棄てよ』など。 しんぶん赤旗
gataro-cloneの投稿
<発言>アシスト社長ビル・トッテンさん/米国標準が世界を不幸に【しんぶん赤旗】
テーマ:アメリカと日本の関係とは
ビル・トッテンさんのコラム記事は日本海新聞に掲載されたりして、阿修羅投稿掲示板にも転載され、紹介もされていたが、最近はトッテンさんが主催するアシストの記事が「無断転載厳禁」となっているため、痛快で味があり、それでいてツボを押さえたトッテンさんの見解を目にすることがほとんどなくなった。そこで久しぶりに…。
2008.09.18 日刊紙 3頁 総合 (全1,299字)
(*写真は省略)
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