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【発言が半年前と正反対】舛添大臣の後期高齢者医療制度の大胆見直し発言は、国を覆う無責任社会の象徴【Blog自由が一番!】
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投稿者 傍観者A 日時 2008 年 9 月 23 日 18:42:29: 9eOOEDmWHxEqI
 

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09/22/2008
舛添大臣の後期高齢者医療制度の大胆見直し発言は、国を覆う無責任社会の象徴

舛添厚生労働大臣は人気間際の総裁選直前になって、後期高齢者医療制度は国民の支持を得ていないとして、制度の抜本的な見直しをすべきと述べました。

その代替案の基本方針として
(1)75歳以上など年齢で区分けする制度にしない
(2)保険料の年金天引きを強制しない
(3)若年層に過度の負担が行かないようにして世代間の反目を助長しない

75歳以上で区分しないと言うことは後期高齢者医療制度を否定したものです。
彼は制度が導入される今年の3月、後期高齢者は素晴らしい制度であると力説していました。
ただ、説明が不足しているからで、充分理解していただければ、素晴らしい制度と理解してくれるというようなことを言っていました。

それが半年も経たないうち、舌の根も乾かないうち、制度の抜本的な見直し、実質的には制度の根幹である75歳以上で区分しないという真逆のものです。
この考えは麻生総裁候補にも理解して貰っていて、麻生政権では舛添私案を検討することになるだろうと言っていました。

これほど良いものはないと言っておきながら、それを半年で平然と否定する、良いものとして推進した反省の弁も全くありません。
こんないい加減な大臣はいません、またそれを肯定する麻生自民党、こんないい加減な政党もありません。
政党としての信念はあるのか、国民を導くのに信念はあるのか、大いに疑問と言うより、反省無く何度となく繰り返され続け、サギ集団と言って良いのではないでしょうか。
予算を一律軽減する財務省主導の財政改革、その一環が後期高齢者医療制度でした。
それを丸呑みしたのが小泉政権、自公政権でした。
自民党は政治を長期間行ってきたが、実際の政策は官僚におんぶに抱っこ、官僚の作る政策を丸呑み、検証する力もありません。
自民党の政策立案能力は対案づくりで力を蓄えてきた民主党の足元にも及びません。
彼らが念仏のように唱える責任政党とは正反対の、国民の意向を反映させる力も意志もない、役人の掌の上で踊っている、甘い汁を吸いながら威張るどうしようもない連中なのです。

小泉改革を見直すという5候補の甘言も同様ですが、これほどの政策転換がありながら、後期高齢者医療制度が悪かったとは一言もいいません。反省の言葉すらありません。
さらには、何処が間違っていたか、どうすればよかったか、だから考えを改め、ここをこうした、だから、間違ったけれど、反省して、同じミスは犯さないから、見直しを認めていただきたいというのなら、人として、信頼のおける姿勢です。
国民が総スカンする制度を何故、作ってきたのか、10年掛けて検討してきたと言うが、国民の意見は入っていなかった、そういう検討で良かったのか。
専門家だけで考えるのはどうも正しくなかった、強行採決は正しくなかった、自民党自体が制度実態を把握していなかったというのは法を作った与党として、根本的な問題があったなど、反省すべき点はいっぱいあります。
野党はこぞって法案に反対したのに、耳を貸していれば、こんなことにはならなかった、その強行採決に反省はしないのか。
反省する点はいっぱいあり、それぞれに真摯な姿勢で対処すれば、国民の意見を反映した、また国民が得心する、理解が容易な、素晴らしい制度が出来るはずです。
誰もが失敗するが、その反省を踏まえてより良いものが作られます。
ものづくりの世界ではそれが当たり前で、それが日本の発展に繋がりました。
しかし、こと政治と行政、つまり、お上に関しては、失敗したら、謝り、反省し、間違った者は責任をとり、間違った箇所を洗い出し、対応策を考え、改めていく、そんな当たり前の努力が全く行われていません。
こんな責任政党の無責任なやり方が、日本の政治・行政、引いては日本の停滞を招いています。

過ちを犯しても、過ちを認めない、責任をとらない、この自民党の行動は、社会に多大な影響を及ぼしています。
国の最も偉い人が、責任をとらない、それなら、下々の我々が何故、責任をとらなければならないのかとなってきます。
無責任社会の根本は、自民党政治の無責任さにあります。
政治が責任をとる仕組みに変えなければ、無責任な社会は変わりません。

マスコミも政策転換に対して、その責任を問いません。
コメンテーターも殆ど、無責任な心変わりに対して、無責任だと問いただしません。
それを是として、次の展開はどうだの、転換した政策の問題点はなど、先に進めます。
結果責任を必ずとらされざるをえ無い国民も、謝った政策を転換しても、その責任を問いません。
直ぐに受けて入れてしまい、それを前提に対応しようとします。
反省のないところに進歩はありません。
だから、日本の政治、行政はいつまで立っても堂々巡りで、成長しません。
したがって、日本の民主主義が発展していません。


舛添大臣も評論家の時は、ある程度、発言に信頼のおける人でした。
しかし、政治家になって、権力の中枢に近付くと、保身のために、言っていることを180度変更し、風見鶏のようになってしまいました。
その言いぐさは、こんな時しか大幅な変更は出来ないと、福田首相のクリンチ作戦そっくり、おまけにこの時期の豹変は総選挙対策であり、民主党との選挙争点ぼかし、と言えます。
自民党の政治というのは、まともな人でも権力魔に変えてしまう、異常な世界です。
権力を維持するためには、平気で前言を翻す、政策も理念もない自民党の本質が見えました。

政権交代することが、政治の責任をとらせることであり、民主主義の基本であり、世の中に責任をとるという規範をもたらすものと信じています。  

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