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http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20080920/CK2008092002000196.html
【静岡】
東京高裁で浜岡原発1−4号機差し止め求め 口頭弁論で両者 争う姿勢鮮明
2008年9月20日
第1回口頭弁論後に記者会見する白鳥良香原告共同代表(手前)=19日午後、東京・霞が関の司法記者クラブで
中部電力浜岡原発(御前崎市)の1−4号機の運転差し止めを求め、東京高裁で19日開かれた控訴審第1回口頭弁論。富越和厚裁判長の和解に向けた協議の打診に「話し合いの場に着きたい」と了承した住民側と、「すり合わせをさせてもらうつもりはない」と拒否した中電側。双方は一審・静岡地裁と同様、全面的に争う姿勢を鮮明にした。
3時間にわたる審理が終わる前に、富越裁判長が協議に応じる余地があるかどうか双方に尋ねた。「話し合いで何らかのすり合わせができないか」。約100人が傍聴した法廷に緊張感が走った。
裁判長は1970年代に運転を始めた1、2号機が3、4号機と設置経緯に違いがあり、事実上運転を停止している点を指摘。「(打診の)中身については考えていない」としたが、3、4号機に審理を絞る狙いがあったとみられる。
原告側は「東海地震の発生まで、止めていただきたい」と協議に応じる余地を見せたが、中電側は即座に拒否した。
東京・霞が関の司法記者クラブで開かれた会見で、原告共同代表の白鳥良香さん(75)は「1、2号機が止まるだけでも、勝訴と同じ効果。そうなればわれわれの主張も強まったはずだ」と残念そうに話し、海渡雄一弁護士も「中電は話し合いを始めたら、止めざるを得ないという追い詰められた心境にあるのでは」と指摘した。
一方、中電の原田正人法務部長は「具体的な提案がなく、裁判所の考えは分かりかねる」と「和解協議」の表現も否定した上で「1、2号機は耐震安全性評価の後、炉心部分も含む補強工事を行い、再稼働させる」と強調、控訴審でも1−4号機の安全性を立証していく考えを示した。
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