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『建築家が眺望するニッポン』−文化から見る日本人の底力−2008.09.15
メールマガジン『まぐまぐ』http://archive.mag2.com/0000150178/index.html
総理大臣辞任記者会見で、福田総理は「民主党が話し合いに乗ってくれなかった。特に重要な法案でことごとく反対された」と言いました。
あたかも民主党が悪いので国会運営が行き詰った、とでもいいたそうな言葉ですが、議会制民主主義の下で民主党がこのような行動に出るのは当然です。
民主党参議院議員は直近の国政選挙で自民党にNOを突きつけた国民の票によって選ばれているのです。唯々諾々と自民党の言い分に乗っかってしまってはその票を死に票にしてしまうことになります。国民からYESと言われた党が、NOと言われた党の言うことを聞くのは国民に対する裏切り行為です。
もし仮に衆議院を解散してその結果自民党が勝利していたとしたら、衆参ねじれ国会下でも参院民主はここまで反対はしなかったことでしょう。直近の国政選挙で支持された自民党提出の議案にむやみに反対を繰り返したら、それは国民の意思に反することになり、民主党自体の支持を失うことにもつながるからです。
ねじれ国会そのものに問題があるわけではないのです。だから次の総選挙で自民党が勝ってもねじれは解消しないからあいかわらず国会は死に体のままである、という考え方は間違っています。
同様のことは政策ではなく政局にばかり走る、という批判にも当てはまります。マスコミも自民党も政局に持ち込むことが悪いことのように言いますが、議会制民主主義の下で、直近の選挙で勝利した野党の一番の役割は、政局に持ち込んで内閣を解散に追い込むことです。
そうでないとその時点での国民の意思が政治に反映されないからです。
国民の支持で選挙に勝ったのに自らが提出した議案が通らないどころか、選挙で負け、しかも自らの手で選挙を行っていない総理大臣が提出する議案に有効な抵抗さえできない状況を打破するには、解散総選挙に持ち込んで再び国民の声を聞くしかありません。
それが直近の国政選挙で勝った野党の国民に対する一番の義務です。
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