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2008年9月16日 (火) 決戦は「総選挙」
薬害肝炎原告団の福田衣理子さんが総選挙出馬へ
次期衆院選の長崎2区で、民主党から出馬要請を受けていた薬害肝炎九州訴訟原告の福田衣里子さんが次期衆院選に長崎2区から立候補する意向を固めつつあることが報道された。福田さんは。「たくさんの人に支えてもらったおかげで生きていられる。これからは命をつなぐようなことをしたい」と話しているという。
長崎2区は長崎への原爆投下を「しょうがない」と発言した久間章生元防衛相が立候補を予定している選挙区だ。久間氏は防衛省汚職事件にも深くかかわっていたとの憶測も持たれている。福田さんには是非当選していただき、国政の場でこれまでの経験を生かしてほしいと念願する。
私はNPJサイトが福田さんのブログを掲載してくれていたので、福田さんのブログを知っていた。福田さんはブログに次のような感想を書いている。9月1日に福田康夫首相が突然の辞任意向を明らかにしたことについてのコメントだ。以下に引用したい。
「またですか・・・」(2008年9月2日)
「総理辞任の会見の直前から、「総理辞任」のメールがなぜかたくさん私のところに入り、会見途中から、新聞記者さんから「総理辞任をうけてのコメント」を求められました。
今後の肝炎問題の進展について、懸念してくれていることのあらわれだと思います。
思えば1年前、大雨の中、日比谷公園で座り込みをしている最中、安倍総理が辞任されました。びしょぬれの私たちを日比谷公園に放置したまま。
そして、8月2日、厚労大臣協議の日に、内閣改造が突然あり、全国から原告が集まりましたが、時間短縮で終わってしまいました。新しい大臣の下、9月9日に大臣協議の日程が決まって、安く買えるパックツアーを買ったのに
(変更不可のチケット)無駄になるかもしれません。
それより、内閣改造して1ヶ月でまた改造ですか・・・。
総理が変わったからと言って、肝炎対策が振り出しに戻るとは思っていませんし、そうならないように頑張るしかありませんが、福田総理は、官邸で私たちに「一般肝炎対策や、手厚い医療費情勢を、これは国に責任があるんですから進めて行かないといけないと思う。お約束いたします。」とおっしゃいました。
しかし、まだ、恒久対策、投与者への告知、医療費情勢も不備、まだまだこれからですよ 約束は
そして、「肝炎基本法案」の成立に向けても、救済法を成立させ、解決へと大きく舵をとった福田総理であれば、思い入れもあり重要視してくださったかもしれませんが、
総理が変われば、どうかわかりません。
国民を置き去りにし、自分たちの都合や思惑で動かないでほしいです・・・。
政権にたらいまわしにされているように感じます。
多くの国民は、普通でもいいから、健康で安定した暮らしを望んでいると思います。
しかし、どんどん物価は高騰し、スーパーに買い物に行くのも、車に乗るのも、病院にいくのも、何をするにも苦しい世の中なのに。
新党だ、離党だと自分たちのことばかり考えたり、総選挙の為に、総理を退陣に追いやったり。
やっぱり、2世議員や、料亭で豪遊されてる方には、ガソリンの1円、2円や、食料品の1割2割の得上げの痛手の感覚なんてわからないのかな。
今から、東京にむかいます。
では、行って来ます。」
(ここまで引用)
政治は国民を幸福にするために存在する。政治屋が自己の利権を確保するために存在するのではない。国が行うすべての行政サービスについて、責任を負うのが「内閣」だ。内閣=行政は選挙で多数を得た政党に委ねられるが、その責任は極めて重大だ。
内閣=政権が党利党略のために政権を無責任に投げ出して、迷惑を蒙るのは国民なのだ。自公政権は福田首相で次期総選挙を戦うのは得策でないと考えたのだろう。邪魔な存在になった福田首相に、自ら辞任するように仕向けたのは自公政権そのものだったのだと思う。わずか11ヵ月前に麻生派を除く全派閥が支持して創設した政権を、利権維持のためにあっさりと放り出す。
国民のことなど何一つ考えていない。小泉政権以降の「改革」政策は、@「格差」を拡大し、A政治が手を差し伸べる人々を無情に切り捨て、B外国資本に暴落価格で日本を収奪させた。弱肉強食が奨励され、「負け組は勝手に死ね」と言わんばかりの政治を推進してきた。
総選挙を前に、日本の政治のあり方、政策の方向をじっくりと考えなければならない大切な時期なのに、マスメディアは自公政権の御用報道機関になり下がって、自民党総裁選を「お祭り騒ぎ」に仕立てて過熱報道する。
こうしたなかで、良識ある市民の反乱が静かに、しかし着実に動き始めたのだと思う。自民党青年局の総裁選では各候補者がそれぞれの「テーマソング」に合わせて登場した。小泉元首相の秘書を務めていた飯島勲氏が監修した政治ドラマ「CHANGE」の主題歌、マドンナの「Miles Away」をテーマソングとしたのは、もちろん小池百合子氏だ。テレビと政治の癒着は行き着くところまできた感がある。
それでも「国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」」主宰者の小野寺光一氏などが、テレビドラマのプロパガンダについて早い時期から情報を提供してくれたお陰で、「小泉一家」の「偽装CHANGE」キャンペーンの全貌が事前に周知された。「偽装CHANGE」詐欺の被害者を最小限に食い止めることができるのではないかと思う。
9月16日の東京株式市場は米国の金融激震の影響を受けて、大混乱に陥った。他方、農水省が販売した「猛毒汚染事故米」が食用として大量に流通した事件では、ようやく農水省が転売先企業370社リストを発表した。長期にわたって「猛毒汚染米」を食してきた国民が存在するとすれば、重大な行政責任が問われなければならない。
国民生活、国民経済が危機に直面するなかで、テーマソングに合わせて舞台に登場する「総裁選ごっこ」を自民党が演じていることに対する国民の視線は、日増しに厳しくなっている。
薬害肝炎訴訟が和解の第一歩を歩み始めたなかで、原告団の一人である福田さんが民主党から立候補する決意を固めるまでには、大きな葛藤があったと考えられる。しかし、「国民目線」と言いながら、まるで「国民目線」を考えていると思われない自公政権の姿勢を見て、福田さんは出馬を決意されたのだと思う。まだ確報ではないから、今後の出馬妨害活動を十分警戒しなければならない。
政府は決して「お上」ではない。薬害問題に対する政府の補償も、「施し」ではなく、国の犯した犯罪的行為に対する当然の、最低限の「責務」なのだ。この基本的な構造を、国、為政者、行政機関は正しく認識してきただろうか。
政治は「国民の」ものであり、「国民のために」存在する。そして、政治を動かす主体も「国民」なのだ。「国民を地獄の不幸に突き落とし」、「政官業外電=悪徳ペンタゴン」の利権維持だけを追求してきた自公政権を打倒して、「国民の幸福を追求する政府」を樹立することの必要性を、多くの国民が真剣に考え始めているのではないかと思う。
民主党は小沢一郎代表が先頭に立って、総選挙に向けて本格的に動き始めた。巨大な敵を倒すには、志を共有する人々が「小異を残して大同に付き」協働することが不可欠だ。民主党、社会民主党、共産党、国民新党は、「政権交代」の大目標実現に向けて、総力を結集するべきだ。「国民を不幸にする政治」を温存してはならない。
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