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2008/09/13
民主党が十二日、次期総選挙に向けて発表した第一次公認に、小泉純一郎元首相の地元11区(横須賀、三浦市)の候補名はなかった。退任から二年たっても衰えぬ小泉人気に対抗馬擁立を断念する可能性が出ているためだ。二〇〇五年の郵政選挙では「反小泉」の論客たちが挑戦者として名乗りを上げ、にぎやかな選挙だったが、一転して鳴りを潜めている。
三年前には、参院議員(神奈川選挙区)を辞職し出馬した斉藤勁氏(民主)、瀬戸和弘氏(共産)に加え、元駐レバノン特命全権大使の天木直人氏や、全国各地の話題選挙に出ることで知られる羽柴秀吉氏も無所属で挑戦。しかし、小選挙区史上最多の十九万七千三十七票を集めた小泉氏の圧勝だった。
小泉氏は自民党総裁選で小池百合子元防衛相の支持を表明し、世間の注目を集めるなど相変わらずの存在感を示す。選挙戦で地元入りしなくても、過去三度続けて“トリプルスコア”で民主候補を退けた「小泉王国」は盤石だ。
現時点で11区の出馬表明は伊東正子氏(共産)のみ。小泉氏の地元陣営は「民主から誰が出ても、自分たちの選挙をするだけ」(竹内英明県連幹事長)と、対抗馬未定を気にする様子もない。
民主県連からは「公募しても勝てる人なんて来ない」と消極的な声が支配的。県連幹部は「小沢代表も勝算のないところには無理して立てない方針」と語る。悲願の政権交代に向け、昨年の参院選で成功したように、自民候補と競り合う激戦区に資金を集中的に投入する戦略だ。
しかし、擁立断念は政権交代を託す選択肢が11区でなくなることを意味する。郵政選挙で「ストップ・ザ・小泉独裁政治」を掲げて民主公認で戦った斉藤氏は「小泉家三代の土地で巨大な相手だった。横浜での出馬とはわけが違った」と自身の苦い経験を省みる。その上で、「今こそ小泉改革の是非を11区から問い直すべき」と次の挑戦者が現れることを期待する。
天木氏は外務省を退職し「争点は郵政民営化ではない。米国追従のイラクへの自衛隊派遣は歴史的過ちだ」と外交政策批判に絞って戦った。今回の対抗馬不在について「政権交代が現実味を帯びているのに、野党第一党が象徴的な選挙区で候補者を立てないなど信じられない。小泉氏の外交政策の間違いを明らかにしなければ」と話している。
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