★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK53 > 558.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.amakiblog.com/archives/2008/09/15/#001134
2008年09月15日
自民党総裁選から見えてきた自公政権の断末魔 その@
今度の自民党総裁選挙は、公職選挙法違反ではないか
私は9月11日のブログで書いた。
自民党の総裁を選ぶという自民党内部の政治行事は、始まったとたんに終わってしまったと。
一日で終わった自民党総裁選挙であるなら、残された10日あまりの日程を自民党はどう過ごすつもりだろうか、と。
それから4日たって、その答えがハッキリしてきた。
これは自民党総裁選運動ではない。来るべき総選挙に向けて、総裁候補5人を打ち立てた事前選挙運動なのだ。
それが当初から戦略であったのか、想定外の麻生優勢がもたらした戦略変更だったのか、それはわからない。
しかし、今となっては自民党は明らかに総裁選を選挙運動に切り替えた。
このなりふりかまわないルール違反に対し、野党はどう対応したらいいのか。
それを書くのがこのブログの目的である。
一つには、目くじらをたてて自民党批判をしないことだ。ただ一言、これは公職選挙法違反ではないか、と真顔で繰返すだけでいい。
自民党議員や一部の党員しか投票のできない自民党総裁選挙について、過去に例のない規模で全国遊説を繰返す自民党の異常さに、国民は気づき始めた。その経費はもとをただせば国民の税金だ。おかしいじゃないか、と。
さすがのメディアも、その片棒を担ぎ続けることにジャーナリズム魂の呵責を感じつつある。
御用キャスターや政治解説者の当惑ぶりも日増しに強まっている。
ほうっておけば自民党総裁選は自滅、自壊してくであろう。
二つには 総裁選をあえて無視し、自公政権の無責任さを追及すべきである。
考えてみるがいい。9月1日の福田首相の辞任後に、どれだけの内外の大問題が起きたか。
そのいちいちをここで紹介するまでもない。有毒米問題一つとっても深刻な権力犯罪である。北朝鮮外交についても、不明潜水艦の領海侵犯についても、さらには年金問題、後期高齢者問題についても、その深刻さは尋常ではない。
それにもかかわらず福田首相は何をしているのか。
辞任をしたからといって総理を辞めたわけではない。
総理大臣の臨時代理が置かれているわけではない。
福田首相は今でもこの国の運命を左右する最高責任者である。
それなのに記者会見もろくに行なわないほど職場放棄をしているのだ。
それを許しているのが自民党なのだ。
野党はこの一点を声だかに叫べばいい。
総裁戦と称して全国で民主党批判を繰返す総裁候補は、顔色をなくすであろう。
国民の怨嗟の声が投げつけられるであろう。途中で遊説を切り上げざるを得なくなるかもしれない。
三つ目には、野党は結束して全国をまわり、次回総選挙で国民が望む事をに耳をかたむけ、それをいち早くマニフェストとして宣言し、自公政権との政権選択を示す事だ。
その全国集会は、民主党の批判をするしかない5人の自民党候補者の選挙活動より、はるかに有意義だ。はるかに効果的だ。
繰返す。自民党の総裁選を敢て無視するがいい。
自民党総裁選を無理して盛り立てようとするメディアを無視するがいい。
そのかわりに、前述の三つを愚直に実行すればいい。
要するに当たり前の事をやればいいのだ。一般国民を信じればいいだけの事だ。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK53掲示板
フォローアップ: