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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu175.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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農水省は、他の数十社の業種も名前も明らかにせず、必死にインペイ
しようとしてる。耐震偽装問題の時の国交省の対応とソックリだよね。
2008年9月12日 金曜日
◆2008/09/12 カビ毒の実態をインペイする農水省 きっこのブログ
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2008/09/post-0210.html
「三笠フーズ」が猛毒の事故米を食用に転売してた問題で、農水省は、最初は「焼酎メーカーだけ」って言ってたのに、その次には「菓子メーカーも」って言い出した。だけど、農水省は、その菓子メーカーの名前を始めとして、他の数十社の業種も名前も明らかにせず、必死にインペイしようとしてる。これって、耐震偽装問題の時の国交省の対応とソックリだよね。最初はヒューザーだけだったのが、ジョジョに奇妙に拡大して行き、国交省の責任が問われるとこまで行ったら、結局、姉歯元建築士とかのトカゲのシッポ切りで幕引きを図り、ホントの黒幕は逃げ切っちゃった。そして、バカを見たのは、耐震偽装マンションを買わされた消費者だけってことで、被害者たちは泣き寝入りするしかなかった。
今回も、発覚から1週間後には、給食業者や福祉施設、保育園などへも転売されてたことが判明して、被害はどんどん広がり続けてるのに、太田農水大臣は完全に危機感ゼロ。トボケた顔で「これからは立ち入り検査を抜き打ちにしましょう」だなんて、過去のことには触れる気まったくなしで、全容解明にはほど遠い無責任ぶり。このバカ、「日本国内では心配しなくていいと思っているが、日本は消費者がやかましいから食の安全を徹底して行く」って言ってなかったっけ? ウナギからお野菜からニポン人の主食であるお米に至るまで、偽装に次ぐ偽装だらけなのに、何が「日本国内では心配しなくていい」だよ、まったく。
今回、判明したのは、「三笠フーズ」が、今年の5月から7月にかけて、大阪府内のロンダリング用のダミー会社を2社から4社ほど通過させて、事故米を食用に偽装して、13の給食業者に転売されてたってことだ。そして、これらの給食業者で調理された事故米は、大阪市内の百数十ヶ所の高齢者福祉施設や医療施設へ配られていて、すでに入所者たちに食べられてたことも分かった。また、この他にも、京都や和歌山の十数ヶ所の福祉施設などにも、事故米が直接納入されてて、施設内で調理されて入所者や職員たちが口にしてたことも判明した。これらの事実に対して、農水省は、今までとおんなじに「健康被害の報告はありませんので」なんて無責任なことをノタマッてるけど、いくら、ごく微量を一度食べただけでも100%肝臓ガンになる「地上最強の天然発ガン物質」だとは言え、食べてすぐガンになるハズはないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(略)
ここからは、頭脳は子供でもベッドでは大人、迷探偵キッコナンの推測だけど、去年、カビ毒について調査してた「食品安全委員会」は、お米を原料とした複数の食品が「アフラトキシンB1」に汚染されてたことを発見したとする。そして、その汚染ルートを調べてみたら、農水省が売りさばいてた事故米だってことが分かった。これは大変だってことで、「食品安全委員会」はすぐに内閣府へと報告したんだけど、上からは何も言って来ない。そして、しばらくして届いたのは、「今すぐにこの調査を中止しろ」っていう、我が目を疑う内容の指示書だった。これは、長年、事故米の処分で民間企業を利用して来た農水省が、内閣府に圧力をかけたもので、その傘下機関である「食品安全委員会」としては、その指示に従うしかなかった‥‥ってことだ。
こんなふうに推測してみると、「防衛省」と「山田洋行」って言うよりも、「国交省」と「日本ERI」みたいな構図が見えて来る。事件の発覚のタイミングや、民間企業だけに火をつけてトカゲのシッポ切りで片づけようとしてる流れとかも、耐震偽装問題の時とソックリだ。100回近くに及ぶ立ち入り検査で、何も見抜けなかったって言うのも、普通なら考えられないことで、この事実ひとつ見ても、農水省と三笠フーズとが裏で癒着してたことの証明だろう。そこには、三笠フーズ側から農水省の担当者への接待があったかもしれないし、現金のキックバックがあったかも知れない。耐震偽装問題の時は、この辺のことはすべて闇へと葬り去られ、イーホームズの藤田社長が、その著書「月に響く笛/耐震偽装」で国交省の担当者の実名まであげて告発したけど、警察は自民党からの圧力でまったく動かなかった。(略)
‥‥そんなワケで、もしも、これで、国内に事故米が流通しなくなって、西日本の肝臓ガンでの死亡者が激減して、東日本とおんなじくらいの「普通の数」に戻ったとしたら、農水省は、いったいどうするつもりなんだろう? 事故米を扱ってた100を超える企業は、いったいどうするつもりなんだろう? マサカ、「三笠フーズ」の冬木三男だけを逮捕して、何年か刑務所に送るだけで、元凶の農水省は何も責任を取らずに、過去に肝臓ガンで死んで行った百万人を超える被害者やご遺族に対しては、完全にスルーしちゃうんだろうか? あたしは、耐震偽装問題の時の前例から見ても、今回、少なくとも過去5年間に渡る「三笠フーズ」との取り引き状況をすべて公開した企業以外は、今後もまったく信用できないって断言しちゃう今日この頃なのだ。
(私のコメント)
昨日の株式日記で書いたように、日本の総理大臣や各省庁の大臣は官僚たちに二重三重に取り囲まれてしまって身動きが出来なくなってしまう。大臣は独自のスタッフを持っていないから結局は官僚の言いなりにならざるを得ず、大臣は省庁の人事権もなく、ただ毎日淡々と法案に名前を書き込むだけの業務に負われてしまう。
なまじ業務に精通した大臣が来ると下される指示に対して猛烈に抵抗を示してサボタージュをする。それに対して大臣は何の処分を下すことが出来ない。耐震偽装問題も結局は姉歯建築士とヒューザーとイーホームズだけが処分されて終わりだ。官僚たちは自分達の失敗は絶対に認めず、失敗してもうやむやにして誤魔化してしまう。
今回の汚染米についても事件に早くから気がついていても、検査も事前連絡で骨抜きにされて隠蔽されてきた。メタミドホス入りの汚染米は給食業者によって調理されて福祉施設などで出されていたようですが、農林省には健康被害は出ていないと責任逃れをしている。
毒入りギョーザ事件にしても急性の患者が出て入院しても厚生省は気がつかなかった。患者は保健所に届け出たが食中毒だけ調べて毒物検査は行なわれなかった。毒入りギョーザは想定の範囲外だから対策が遅れたのでしょうが、同じメタミドホス入りの汚染米は食用に回される危険性があり、だから検査も行なわれていたのですが、事件が発覚しても農林省は公表しなかった。
三笠フーズでは1キロ3円で仕入れたものを70円で転売すればぼろ儲けができるから、農林族議員に手を回して政治資金をばら撒いても元が取れる。もともと食用に使えない汚染米をどうして日本が輸入をするのか。食用に使えない汚染米だから他に何に使えるのだろうか? 三笠フーズでは「糊」の原料ということだが「糊」でそんなに使うはずが無い。
使い道のない汚染米なら輸入しなければいいのですが、中国でも使い道のない汚染米を日本が金を出して買うこと事態がおかしい。最終的には焼却処分するしかない物を政府は業者に買い取らせた。農薬やカビだらけで「糊」の原料にもならないものがどうして食用になって出回るのか? 根本的には払い下げる農林省に根本的な問題があるとしか思えない。
「食品安全委員会」がカビ毒調査などを行なっていたが5月14日に調査が打ち切りにされた。食品原料を調べていたら「アフラトキシンB1」に汚染された汚染米が出てきて発覚したのですが、委員会が政府に報告しても農林省が内閣府に圧力をかけて調査を中止させたらしい。黒幕は農林省と農林族議員にあるようだ。
このような事が10年間にわたって行なわれていましたが、農林省は健康被害がなければいいじゃないかといったスタンスですが、汚染米を知らずに買った業者や食べてしまった消費者がたまらない。メタミドホスやカビ毒などは見た目には分からず煎餅になろうが焼酎になろうが微量でも混入して体内に蓄積されていく。
最近では食品偽装事件が後をたちませんが、これも一種の食品偽装事件であり、これは単に産地や消費期限が誤魔化されたという事件ではなく、毒物食品が流通してしまったというより悪質な事件だ。しかし耐震偽装事件もうやむやにされたように、今回の汚染米の事件も「事件の再発を防ぎます」といったコメントでうやむやにされるのだろう。
このような耐震偽装事件や今回の農薬汚染米事件もうやむやに決着されるから自民党への不信感に繋がっていくのであり、いったんは政権を交代させてしがらみの無い政権によって国土交通省や農林省や厚生労働省の腐敗を一掃しなければならない。長く続いた自民党政権と中央官庁の癒着による腐敗は自浄作用ではどうにもならない。
自民党の総裁選挙が行なわれていますが、候補者達は今回の汚染米事件についてのコメントは無い。耐震偽装事件は過去の事件となり、防衛省の次官汚職も外務省の官房機密費も居酒屋タクシー問題もみんな水に流されてしまった。官僚制内閣では政治家も官僚を統制できずなすがままだ。
これでは民主党政権が出来ようとも何も変えることは出来ないだろう。むしろ自民党がいったん下野して民主党政権を攻め立てて官僚内閣制の膿を出したほうがいいのかもしれない。官僚の天下り問題も官僚たちは看板の付け替えだけで誤魔化してしまった。最近では安倍内閣や福田内閣の「公務員改革」を大臣のスキャンダルを流して潰してしまいましたが、このような悪質な越権行為は取り締るべきだ。
官僚たちは目先のことしか分からないから内閣を潰せば「公務員改革」も潰せると思っているようですが、政権交代が起きれば「公務員改革」はかえって進むかもしれない。自民党政権は官僚に政治を丸投げしていたから、官僚の腐敗と共に自民党も国民の支持を失っていった。ではどうしたらいいかといえば官僚の腐敗を無くせばいい。
◆堺屋太一のビデオコラム Vol.91 公務員制度の改革(2) 2007/12/24 JANJAN
http://www.news.janjan.jp/government/0712/0712240810/1.php
ひとつは、公務員の仲間の利益。各省、財務省であるとか経産省であるとか厚生労働省であるとか、そういう各省の仲間の利益だけを追求する。国民の利益などはぜんぜん考えない。いわゆる「省益あって国益なし」と、こういう倫理がどこから生まれているか。このことが大変重要な問題で、天下り先の問題でも赤字の垂れ流しの問題でも、赤字と分かっているような事業をどんどんするというのも、すべてこの仲間の利益を追求する。
国民の利益ではなくして、自分たち官僚がいかにしたら良くなるか、いかにしたら安楽に暮らせるか、いかにしたら天下り先が増えて退職金が増えるか、そういうことばっかりをやっているという。そして、官僚本人が「これがいいことだ」、「世の中の正義だ」と、思ってしまう。この官僚の倫理が退廃するんですね。この問題がひとつ。
もうひとつは、悪い奴ほど出世する。今度の防衛省でも事務次官だって、4年もそのポストに君臨していたという人が大変な汚職をしていたということですが、前にも厚生省でもそのような事件がありました。いろんな役所でどんどん出世して、次官だ大物だと言われる人が悪い。悪い人ほど出世する。主としてこの二つの問題があるんですね。これをどうしたら解決できるかと、こういうことを考えてみたいと思います。
公務員制度の問題というのはいろいろあります。まず第一に、言いました、仲間利益優先である。これは、学校を卒業して役人になるとずっと定年退職まで役人のままでいて、その定年退職後は天下りまで役所が面倒をみて、だいたい70歳位まで高給を食める。こういう制度が問題ではないかと。それから無責任体制である。仲間うちのことさえ考えていたら何の責任も追及されない。どんな失敗をしてもどんな迷惑を国民にかけても、どんな赤字を出しても責任を問われることもなければ、反省をすることもない。まったく評価制度が存在しない、これが問題ではないか。
その次には赤字垂れ流し。たくさんの赤字の事業を国はやりました。たとえば東京湾のアクアラインにしても大赤字、四国架橋を3本かけたのも大赤字。その他、いろんな機関投資であるとか研究開発であるとか、いろんなことをして大赤字を出した。ところが、この赤字事業は始める時にはことごとく黒字だという結論でやっている。初めに結論、これをやるためにはどんな調査をすればいいか、ということをやっているんではないか。
それから、悪い奴ほどよく出世する。汚職をしている人が事務次官になる。どこの組織でも数が多ければ不祥事を起こす人はいます。しかし、そういう人はふつうは脱落して途中で退職する。クビになるんですが、官僚にかぎってどんどん出世するのはなぜか。それから長時間労働、いつまででも役所にいる。そして、いかにも深夜まで霞が関に電気が点いているから、よく働いているようにみえるけれども、じつは効率がぜんぜん上がっていない。こういったような問題がいろいろあるんですが、そのなかでとくに仲間利益の優先、これこそ日本の官僚の最大の問題です。
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