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厚生年金標準報酬 職員が改ざん指導(東京新聞)
2008年9月9日 夕刊
厚生年金の算定基礎となる標準報酬月額(給与水準)の改ざんに社会保険庁職員が関与していたのではないかとされる疑惑について、社保庁は九日、これまで疑いが指摘されていた十七件のうち一件に、同庁職員の関与があったことを認める調査結果を公表した。同日の年金記録問題の関係閣僚会議に報告した。
関与を認めたのは、東京都千代田区の設計コンサルタント会社のケース。一九九五年、同社経営者が滞納した厚生年金保険料を分割で支払いたいと、麹町社会保険事務所の係長(当時)に申し出たところ、係長は厚生年金から脱退するよう指導。その際、係長は、経営者の過去の標準報酬月額十六カ月分を少なく改ざんし、浮いた保険料を滞納分に充てると説明した。
社保庁の調査に対し、この職員は改ざんしていたことを認めた。
社保庁は国家公務員法に基づく懲戒処分を検討する。
改ざんをめぐっては、保険料の収納率を上げたい社保事務所と、保険料負担を減らせる会社側の利害が一致するため、資金繰りに窮し保険料を滞納した会社を中心に、社保庁側が組織的に指導を行っていたのではないかとの疑念がぬぐえていない。
こうした事態を受け、社保庁は厚生年金の全オンライン記録(約一億五千万件)を対象に、標準報酬の不審な変更の有無を調べ、不審点が見つかった人には注意を促す通知を送る方針。さらに来年、厚生年金の受給者約二千万人全員に、現役時代の標準報酬の履歴を送付する。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008090902000265.html
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