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二度続けて、男性首相が職を投げ出した。しかも共に世襲だ。次に有力視されている男性も世襲。これでは首相の地位は世襲階級のおもちゃ同然だ。この際、心機一転するには、女性を総理大臣にすればいい。世間はまだまだ男性中心で、男の失敗は取り沙汰しなくても、女が失敗すれば同じ失敗でも「やはり女だから」と批判する。昭和50年代半ば以前に社会に出た女性は、それらの目の中を懸命に泳ぎ渡り、後に続く女性が「やはり女だから」との理由で道を閉ざされないために、各方面で必死に頑張ってきた。それは男性には想像も出来ない頑張り方であった。
しかしながら日本ではまだまだ女性がトップを占める割合や機会は、他の先進国に比べて非常に少ない。米国では初の女性大統領はお預けとなったが、いつも米国の後塵を拝するのではなくて、たまには日本の女性が先んじてもいいだろう。そのためには、男性が足を引っ張ったと言われないように、閣僚の過半数も女性とする。
断っておくが、ワイフは現在議員職についている女性のほとんどは、男女(つまり男の感性に合わせて競争社会を渡ってきた)者たちなので、本来の女性の感性、良さを買っているのではない。しかし男の感性に合わせてきたとしても、「初」がつけば、人口の半分の女性に対しての責任が生じる。お坊ちゃんに二世のようにゲームやマンガ感覚で、簡単に「やーめた」とはならない筈だ。少なくとも男社会の仕組みの競争社会を潜り抜けてきた者たちだから、それぐらいの根性は持っていると思う。
その中でも一番適任(マシ?)と思うのが、小池百合子だ。田中真紀子は二世でわがまますぎるし、周囲への気配りも出来ないが、小池は世襲ではなく、ある意味自力で力を付けてきた。男の目から見れば、それは変わり身の早い「回転マダム」のように映るかもしれないが、小池のこの処世術は、いつ使い捨てになるかもわからない政界での、一つの賢明な方法だった。つまり小池にはそのような嗅覚が発達している。内外とも多難なこの時期には、このような嗅覚の人間は役に立つものである。
平成二十年九月二日記す
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