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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu175.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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公明党は選挙を有利に戦うため森喜朗に「首相の顔のすげ替え」を
要求したと考えられる。創価学会関連のスキャンダル隠しが目的だ。
2008年9月2日 火曜日
◆筋書き通りの福田首相辞任表明 9月2日 クレイジーパパ
http://shopworld.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post_f2ae.html
公明党の離反を防ぎ、賞味期限切れの自民党を延命させるため、森喜朗が描いたストーリーについては、8月1日、2日、5日の当ブログに書いた。
マスコミが「突然」を強調する昨夜の福田首相辞任会見も、その筋書きに従ったまでで、少しも驚くに当たらない。会見での福田発言のうち、最も真実に近いことを言ったのは以下のくだりである。
「自民党・公明党政権ですか。それはね、順調にいけばいいですよ。これにこしたことはない。しかし私のこの先を見通す目の中には、その決して順調ではない可能性がある。そしてまたその状況の中で不測の事態に陥ってはいけない。」
これは、福田が首相を続ける限り海上給油法案など重要案件を通さないという、公明党からの暗黙のメッセージに言及したものだ。
小沢民主党は創価学会を提訴した元公明党委員長、矢野絢也の証人喚問という切り札を公明党に突きつけて、臨時国会に臨もうとしている。だからこそ、矢野の証人喚問について民主党は今のところ堅く口を閉ざしている。
もし国会で、創価学会関連のスキャンダルが問題になれば、総選挙はもちろん、来年夏の東京都議選での敗北は避けられない。
そういう事態から逃れるため、公明党は小沢の望み通り早期解散の方向に動きつつ、選挙を有利に戦うため森喜朗に「首相の顔のすげ替え」を要求したと考えられる。国会でも、選挙でも、自民党の生殺与奪の権を公明党が握っている現状は周知の通りだ。
さて、これからのことである。森はポスト福田について「麻生さんがいいと思う」と発言、公明党も麻生幹事長との連携をアピールして、自民党内に麻生総裁への機運を高めようとしてきた。おそらく「麻生」で決着するだろう。
しかしその前に自民党得意の政治ショー「総裁選」を派手に演出しなければならない。小池百合子あたりを出せばショーにメリハリがつく。国民はテレビに吸い込まれる。国民の頭の中が自民党モードに入り、新しい首相が誕生したところで、すかさず解散を断行する。
多分、そんなところだろう。森や取り巻きの財界人、政治家が考えているのは。
しかし、国民を甘く見たら大変なことになる。公明党の風圧を受けた胡散臭い政治劇を国民は見抜いている。福田辞任を伝える昨夜のテレビニュースで、とぼけたコメントを連発するキャスターや政治家、評論家らの「タテマエ論」をさめた目で眺めていた人も多かったのではないか。
これから始まる自民党総裁選。テレビ番組で目をくらまされず、心静かに事実だけを見つめるようにしたい。
◆福田降ろしの“背景”…公明が引導を渡した 9月2日 ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/top/200809/t2008090211_all.html
福田康夫首相は1日、たった1年で政権を投げ出した。12日召集の臨時国会を乗り切れないと判断した末の“敵前逃亡劇”だが、永田町では「公明党が引導を渡した」との説が有力だ。同党は年末年始の衆院解散に照準を合わせ、「福田首相は選挙の顔として失格」との評価を吹聴。自民党内の「福田降ろし」を誘発し、政策面でもさまざまな圧力を加えていった。
「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです」
福田首相は1日夜の辞任会見で、自らの政権運営の成果については淡々と述べていたが、「他人事のように聞こえるが」との質問には、突如逆ギレした。
このインパクトが強烈だったが、自民党ベテラン議員は、首相の次の発言に強く反応した。「自公政権が順調にいけばいい。しかし、私の先を見通す、この目の中には決して順調ではない可能性がある。不測の事態に陥ってはいけないとも考えた」
公明党への不信感をにじませた瞬間だ。実際、福田首相は事前に、辞任の意向を太田昭宏代表にすら伝えていない。8月29日には、商店街を一緒に視察することを打ち合わせたという。
その太田氏は同日夜、「大変突然のことで、正直言って驚いている」と語ったが、先のベテラン議員は「公明党にとっては、希望通りの展開だろう」と語る。
公明党は、支持母体の創価学会とともに来年夏の東京都議選を重視している。その準備期間を確保するため、年末年始の衆院選を希望しているのだが、福田政権の長期支持率低迷が続き、自民党に半身の姿勢を見せ始めた。
事前に「花道論」も出ていた北海道洞爺湖サミット後、支持率が上がらないと見るや、同党幹部から「福田首相の下では次期衆院選は戦えない」との声を打ち上げた。内閣改造に際しても当初、党首会談の呼びかけに応じようとしなかった。北側一雄幹事長とソリが合わない自民党の伊吹文明前幹事長の交代を求め、麻生太郎幹事長になると、露骨に喜んだ。
臨時国会の焦点となる新テロ対策特別措置法改正案でも路線は対立した。
前臨時国会で使った衆院3分の2の賛成による再可決に慎重姿勢を崩さず、福田首相は国会召集時期でも大幅譲歩を余儀なくされた。先週末にまとめた経済総合対策でも、首相が難色を示していた定額減税について公明党側に押し切られた。
さらには最近、麻生氏に近い甘利明前経産相が「福田降ろし」の可能性に言及したり、中川昭一元政調会長が「何もしない首相」と批判するといった動きが出た。これも公明党の「福田離れ」に連動したとの見方が広がっていた。
一方の自民党は、一連の小泉改革によって、かつて自民党選挙を支えた支持団体が崩壊し、各小選挙区に約2万票を持つという公明党はいまや「自民党の最大支持団体」とされ、意向は無視できない。太田誠一農水相の事務所費問題では、太田氏が領収証を公開したにもかかわらず、公明党幹部が「説明が不十分だ」と攻めたて、「福田降ろしをしろ、ということでは」(自民党関係者)との見方は強まっていた。
12日に臨時国会を召集するなら、今週は所信表明演説の詰めに入らないといけない。福田首相流にいえば、こうした「いろいろなことを総合的に判断した結果」、その前に区切りをつけようとしたとみられる。
自民党ベテラン議員は「民主党が徹底的にいじめ、公明党が最終的に引導を渡したということだろう。進むも地獄、引くも地獄の判断だった」と、福田首相の心境を代弁した。
(私のコメント)
昨日9時半からの福田辞任記者会見以来テレビの解説を見ているのですが、公明党からの圧力で福田総理が辞めることは見え見えなのに、コメンテーターたちも誰もその事を指摘しない。福田総理と公明党との関係が悪化していることは内閣改造からでもはっきりしており、短命内閣だと公明党が分かっていたから軽量大臣でお茶を濁した。
福田総理大臣も、創価学会スキャンダルをごまかす為に自民党総裁選挙や総選挙を行ないますとは言えない。その辺に気がつかないマスコミの政治記者たちの間抜けさに腹が立ちます。いまや自民党が選挙でも政権運営でも公明党無しには成り立たない政党になってしまったことは明らかだ。
福田総理が選ばれたのも民主党との大連立構想があったからですが、小沢代表の裏切りによって大連立構想は崩壊してしまった。大連立構想が上手く行っていれば公明党は政権からはじき出されますが、池田大作名誉会長を証人喚問されるようなことは創価学会としては阻止しなければならない。だから政権与党から離脱することは許されない。
もし選挙が近いうちに行なわれれば自民党は大敗して民主党が多数を占めるかもしれない。だから民主党と公明党は裏では連携をしながら選挙後の連携を模索している。公明党としては自民と民主の大連立は阻止しなければならないし、民主党の議員にとっても各選挙区の創価学会の20000票の票は魅力的だ。
福田総理の辞任記者会見でも新聞記者たちから公明党から辞任圧力があったのかという質問が出ませんでしたが、新聞業界に対する創価学会の圧力は強力だ。毎日新聞などは創価学会新聞とも言うべき新聞であり、だから変態新聞とも言われてジャーナリズムの体をなしていない。
もはや公明党は自民党の総裁を首を挿げ替えるのも自在となり、現在の自民党はかつての自民党とは異なり創価学会の支援無しには選挙に勝てない議員を沢山抱えている。こうなれば総選挙に敗れて政権を投げ出して、公明党とも関係を解消して出直すしかないだろう。現在のままでは政権を維持しても公明党のリモコン政党になってしまう。
公明党の太田代表も実権を持っているのではなく、実権を持っているのは創価学会の池田名誉会長だ。だから今回の福田辞任を知らなかったのも不自然ではない。スキャンダルになっている矢野氏も元公明党の委員長だった人であり、公明党と創価学会の関係は一心同体なのだが、政教分離で池田名誉会長と公明党委員長とはトラブルが起こりやすい。
今回の福田辞任劇と創価学会スキャンダルとは深い関係があり、池田名誉会長は自民党総裁選挙と臨時国会冒頭の解散によってスキャンダルを吹き飛ばすつもりなのだろう。このことによって一番利益を受けるのは公明党であり民主党だ。自民党としてはいったん下野して民主党と公明党を連合させてやれば、細川連立政権のように烏合の衆の政権は直ぐに崩壊する。
問題の本質は公明党が創価学会の政党として存在することであり、宗教団体が政治に関与すれば国民国家は危機的な状況を迎えるだろう。小選挙区制も公明党潰しの為の選挙制度なのですが、政権与党にくっつく事によって国政に対する影響力を拡大している。公明党が与党であるうちはマスコミにも大きな影響力を持てるし、警察や司法にも圧力を行使できる。いずれインターネットに対しても規制を加えてくることも公明党は考えている。
いずれにしても次回の総選挙では与党は3分の2の議席を失い、最悪の場合は過半数を失って野党に転落するだろう。自民党も政権政党であることでまとまっている政党であり、野党暮らしが長くなれば党も分裂の危機を抱えることになるだろう。それでも自民党はいったん野党に下って公明党との関係を断ち切ることだ。
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