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http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/31gendainet02038154/
アフガニスタンでの日本人ボランティア拉致事件は最悪の結末を迎えた。改めて浮き彫りになったのは、相も変わらず何もできない外務省の無能ぶりだ。
「ペシャワール会」スタッフの伊藤和也さん(31)は足や頭を銃撃されて亡くなっていた。犯人が逃げる際に撃たれたとみられていて、「乱射に近い状態だった」(同会の中村哲代表)という。
この間、日本の外務省は錯綜する情報に惑わされ、アフガン政府から伝えられた「解放」の一報をうのみにする大失態まで演じた。日本人の安否という重要情報について、収集する力も分析する力もないのだ。一体、何のための組織なのか。
国際政治経済学者の浜田和幸氏が言う。
「外務省が持っているのは米国やアフガン政府が発信する情報だけです。現地の職員は大使館があるカブールから一歩も出ず、独自の情報網も構築していない。だから、確度の低い情報にも振り回されるのです。現地の人と一緒に汗を流す日本人ボランティアの評価は高い。日本という国は親近感も持たれています。それなのに大使館員は、本気でNGOを支援してこなかった。正確でキメが細かい情報を集めたり、リスクを分析しながら連携することを怠ってきたわけです」
現地が現地なら、日本の緊急対策本部も緊張感ゼロだ。
これほど重大な案件に直面しながら、本部長になった外務副大臣の山本一太は2日間で、ブログを12度(!)も更新。〈「ここが政治家としての出番だ」みたいな気持ちは一切ない〉と弁明しながらも、〈本部長として初めての記者発表をやった〉〈2度目の記者会見に臨んだ〉と精いっぱいアピールしていた。しかも、遺体が伊藤さんと確認された後は、〈男性の遺体が「伊藤和也さん」であると断定された。(ガックリ!)〉だと。この軽さは何なのか。
「解放」でぬか喜びさせておいて「誤報」で突き落とした揚げ句に「ガックリ」とは、ふざけるにもほどがある。
山本のブログのタイトルは「副大臣でも直滑降」。そのままどこかに滑って行ってもらいたい。
(日刊ゲンダイ2008年8月28日掲載)
[ 2008年8月31日10時00分 ]
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