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http://www.amakiblog.com/archives/2008/08/29/#001109
2008年08月29日
こんな日本になるなんて
29日の毎日新聞の投書欄に、「ああ、こんな日本になるなんて」という投書が掲載されていた。
埼玉県狭山市在住の66歳の女性からの投書である。
その女性は、まずその投書の冒頭で、最近スーパーで経験した次のようなエピソードを紹介している。
・・・スーパーの刺身コーナーの前で、ご婦人が深いため息をつき、パックを取ったり置いたりしていました。
「どうしたんですか」と尋ねると「好きな刺身を、もう2ヶ月ぐらい食べていないの。年金生活なので、食費を節約しないと」と悲しそうな顔で答えてくれました。
そのご婦人は、貯金があったものの、ご主人が4年前に亡くなり、子供もいないことから、少しずつ蓄えを崩して生活しているという。
仏様に供える花を買うのにも悩むそうです・・・
そして、その投書女性は、次のようになげく。
これが今日のブログのハイライトである。
この言葉を紹介したくて、このブログを書いた。
・・・ああ、こんな日本になるなんて、誰が予想したでしょう。高級な生活をしている人には理解できないでしょうが、105円のサケの切り身を、財布と相談しなければ買えない年金生活者もいるのです。
そんな中、福祉のために消費税の税率を引き上げるべきだとの意見もあるようですが、本当に誰を信じていいのでしょうか。
普通の明るい老後を、どこへ探しに行けばいいのでしょうか・・・
64年の東京オリンピック、70年の大阪万博を経て、80年代初めまでの日本を経験してきた私たち団塊の世代や、それよりも年配の日本国民は、戦後復興を成し遂げて世界第二の経済大国と意気軒昂だった日本が、それから20年たってもっと発展しているはずのなのに、逆行、退化し、ここまで生活苦の日本になろうとは、夢にも思わなかったはずだ。
大金持ちも少ないかわりに、大多数の国民が平凡な中流生活を楽しんでいた、あのつつましくも平凡な日本が、ここまで余裕を失った競争社会になるとは思わなかったはずだ。
こんな日本になるなんて。
おかしいと思わなくてはいけない。怒りを感じなくてはいけない。
その責任はもちろんこの国を動かしてきた政治家と官僚にある。
そしてその政治家たちが今国民生活をほったらかして生き残りの痴態を演じている。
官僚たちが、組織防衛のために開き直っている。
そろそろ心ある国民は発言しなくてはならない。
立ち上がらなくてはならない。
それはもちろん自分たちの為である。
しかし、同時にそれは、後に続く世代の為、この日本の将来の為に、我々に課せられた責務でもあるのだ。
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