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アフガンの事件、怒りはどこへ向けるべきか?(オバハンからの気まぐれブログ)
http://www.asyura2.com/08/senkyo52/msg/800.html
投稿者 世話をかける少女 日時 2008 年 8 月 28 日 20:19:19: IxT49uoyvizzs
 

http://blogs.yahoo.co.jp/kimagure_obahan/43476322.html

「アフガンで日本人が誘拐」とのニュースを聞いて丸2日以上がたち、重苦しい気分は時間と共に増幅している。夜は腹立ち熟睡出来ず、昼間はネットの記事を読み歩き、納得できずに腹立てている。  

亡くなった伊藤さんのお父さまの「怒りを感じる」というコメント、それを当然のこととしながらも、タリバーンや武装勢力が悪いと単純に切って捨てることが出来ないからだ… 中村先生ご自身も、かねてよりタリバーンには強いシンパシーを持っておられるから、怒りを何処へ!?と感じておられるかも。

単なる強盗や誘拐をビジネスとする集団であれば、そこへストレートな怒りを向けることが出来る。だが、真性タリバーンや武装勢力は主義主張を持って行動している。 

反政府武装勢力タリバーンの報道官は、共同通信の電話取材に応じ「すべての外国人がアフガンを出るまで殺し続ける」と述べた旨が報道されている。報道官は「このNGOが住民の役に立っていたことは知っている。だが、住民に西洋文化を植え付けようとするスパイだ」と主張しているが、そう教えられ、そう思い込んでいる現地人は多い。

あくまでも仮の話だが、反対の立場で考えてみれば解る。日本へタリバーンたちがやって来て善意から「コーランに忠実に生きれば天国に行ける」とか、男は髭を長く伸ばせだの、男を惑わせる存在の女は家から出るな等々、彼らの信じるところを親切に述べれば… 私たち日本人は素直に受け入れるのか?  そうした理解不能な価値観を押し付ける部外者を、力を持って排除しようとする「大和魂」のグループが出るかもしれない…

アフガン人(パキスタン人)たちが暮らすアフガン(パキスタンなど)へ踏み込んで、「善意の支援」をしているのは我々国際社会の一員だ…。  パキスタン人として暮らしているオバハンですら、30年以上も当地で暮らしているにもかかわらず、当地(文化や価値観)に対する遠慮は大きい。 また自分自身が現地に100%受け入れられ、信頼されているなどとは想ったこともない… 

ましてや3年以上も前から治安の悪化が言われ続けているアフガンだ、オバハンの肌感覚では信頼できる現地人と一緒でも、警官や兵士の護衛なしでは怖くて遠出など出来なかった。つい先日も知り合いのカメラマンがアフガンへ取材に行くというので… 「移動には、必ず護衛の警官を3人くらい付けるべきだ」と強硬に言い募った。オバハンの常識では(抑止力としての)護衛は必須だ。

支援現場では度々、若い人とオバハンはぶつかる…
弱っている病人や負傷者を可能な限り診たいと、意欲的な若いボランティアたち。支援現場を出来るだけ多くの人に見てもらい、支援に理解を持って貰おうとする若い人たち。ボランティアの若い人には、困っている人を目の前にしながら下すオバハンの判断や、支援現場への「拒絶」はなかなか受け入れ難いようだ。オバハンのやり方が納得できずに離反する人もある。

しかし30年以上も当地で暮らし、数々の「事故の後始末」を陰で手伝って来たオバハンには、現地責任者として譲れないものが度々ある。 現地の雰囲気を肌で感じるとでも表現すればいいのだろうか? 言葉では表現できない、危険と感じる空気が醸成されている時というものは、あるのだ。

善意の支援活動が文句なしに現地に受け入れられることなど、長年の経験からもあり得ない。 何処からの支援もない、誰も行かない場所だからこそ支援が必要というのは当然だが、現場責任者としては守らなければならない「自分たちの命」が常に最優先となる。

とは言え、どんなに気をつけていても事故に遭うこともあろうが…それは神のみぞ知る。

 

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