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ノブレス・オブリージュ「高貴な義務」(清水ブログ)
2007年7月4日(水)
【ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)】
(ウィキペディア(Wikipedia) より)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5
ノブレス・オブリージュ (noblesse oblige) は、フランス語で文字通り「貴族の義務」あるいは「高貴な義務」を意味する。一般的に財産、権力、社会的地位には責任が伴う事を言う。
この言葉の意味する概念自体は聖書に由来している。「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、更に多く要求される」(「ルカによる福音書」12章48節)(新共同訳)。
倫理的な議論では、特権は特権を持たない人々への義務によって釣り合いが保たれるべきだという「モラル・エコノミー」を要約する際にしばしば用いられる。最近では主に富裕者、有名人、権力者が社会の模範となる様に振る舞うべきだという社会的責任に関して用いられる。
ノブレス・オブリージュは、「高い地位には義務がともなうのは当然だ」という心構えを示したものだ。これを理解しないと、「自分たちばかり義務を負わされることは人権侵害だ」と被害感を受けるようになる。
なお、法的な義務となっている場合には、「ノブレス・オブリージュ」とは呼ばず、ただの法的な義務と見なされるのが普通だ。(たとえば財産税や富裕税などは、ノブレス・オブリージュではなく、ただの法的な義務だ。)
【超富裕層 税負担減る 05年分申告 証券優遇税制で】
(4月10日 朝日新聞 夕刊 より)
05年に5000万円を上回る申告所得があった富裕層の所得税負担率が,所得が3000万円超5000万円以下の層より低くなった。逆転は10年ぶり。03年から上場株の売却益や配当への税率が軽減されており,株価上昇に伴う恩恵が富裕層にもたらされたとみられる。税の所得再分配機能が低下していると言える現象で,今後本格化する税制改革論議に影響を与えそうだ。
<「累進」逆転10年ぶり>
国税庁がまとめた所得税の確定申告の調査で分かった。各所得階層が,申告した所得金額の合計に対して,実際に支払った税額の割合を税負担率として比較した。
それによると,05年は申告所得の合計が5000万円超の層の税負担率は平均21.8%。一方,3000万円超〜5000万円以下の層では税負担率は22.7%で,こちらの方が重かった。高額所得層での逆転は95年以来となる。
一方,600万円超〜700万円以下の中所得層の負担率は7.1%で,
ここ数年大きな変化はなかった。
所得税には,所得が多い人ほど税率が高くなる「累進構造」があり,最高税額は05年時点で37%だった。仮に,申告所得の合計額が約5000万円で全額が給与だったとすると,実効税率は27%前後だったとみられる。
実際は所得5000万円超の層が約22%ですんだのは,株式や預金利子などからの金融所得が給与などの所得とは別扱いとされ,税率も額によらず一律になっているためだ。基本税率は20%だが,03年からは上場株式の売却益と配当について,10%に引き下げる証券優遇税制が導入されている。
この恩恵は少数の富裕層に集中し,05年に個人が株式売却などで稼いだ所得として確定申告した額の65%を,人数で4%にすぎない総所得5000万円超の人で占めていた。
証券優遇税制は07年度が期限だったが,06年末に1年延長の方針を決めた。税制関連法案の国会審議では,野党から「金持ち優遇だ」との批判も出たが,3月に与党の賛成多数で成立した。
税制に詳しい関口智・立教大准教授は「高額所得者が金融資産を多く持っていることが,そのまま統計に反映されたのだろう。現在の10%の軽減税率は国際的に見ても低い。給与所得と合わせて課税する総合課税や軽減の廃止などを検討すべきだ」と話している。
【「海のレクサス」トヨタ攻勢 大型艇「ポーナム45」】
(7月3日 朝日新聞 より)
参入から10年を迎えたトヨタ自動車のプレジャーボート事業。乗用車の高級ブランドになぞらえて「海のレクサス」と呼ばれる高級艇の発売を機に,攻勢をかけようとしています。事業の出発点は創業家の「陸海空の総合輸送機器メーカー」への思いにあるとされます。その「夢」の実現に向けながらも,効率と利益を追い求める姿に,トヨタの強さがかいま見えます。
トヨタの「フラッグシップ」は,05年10月に発売した全長約15メートル,約9400万円の高級大型艇「ポーナム45」。内装は最高級の国内材。車の電子制御を応用し,1本のスティックを操作するだけで全方位に平行移動できる最先端技術を備える。
<景気が回復,狙い的中>
国内のプレジャーボート市場は中大型艇の回復が目立つ。06年の出荷実績は隻数では減少が続くものの,高額な中大型艇の増加で,金額では132億円と5年ぶりに100億円を突破。その中大型艇の市場で,トヨタは高級路線が奏功し,06年のシェアは最大手ヤマハ発動機(50%),ヤンマー子会社のヤンマー舶用システム(28%)に次ぎ,15%の3位にまで成長している。
ヤマハによると,大型高級艇の購入者はIT(情報技術)企業などの若手経営者が目立ち,都市部での購入者の平均年齢は03年の63歳から06年には46歳に下がった。「バブル期は富裕層も仕事に追われて余暇を楽しむ時間がなかったが,今はお金と時間を上手に使う『アクティブな富裕層』が増えた。」(担当者)
【私の意見】
日本のお金持ちたち,とりわけ最近のお金持ちたちは儲けたものは当然自分のものという感覚しかもちあわせていないように思えます。何に使おうが自分の勝手。
ノブレス・オブリージュなんて知りもしないし,ほとんどの人がその感覚も持ち合わせていません。それどころか,本来富裕者の法的義務である財産税や富裕税を日本政府はわざわざ低くしています。このような国で国民相互の信頼関係が醸成される筈がありません。
http://tateoblog.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/05_f355.html
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の『精神』」(Die protestantische Ethik und der 'Geist' des Kapitalismus)は、ドイツの社会学者マックス・ヴェーバーによって1904年〜1905年に著された論文。研究者や学生はしばしば略してプロ倫と呼ぶ。
プロテスタントの世俗内禁欲が資本主義の「精神」に適合性を持っていたという、逆説的な論理を提出し、近代資本主義の成立を論じた。
(コメント)
日本のお金持ちたち,とりわけ最近のお金持ちたち=「成金」
ノブレス・オブリージュに基づくお金持ち=「資本家」といったところでしょうか。
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