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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080826-00000018-mai-soci
太田誠一農相の政治団体「太田誠一代議士を育てる会」が05、06年の2年間、当時政策秘書だった農相秘書官の自宅(東京都目黒区)を事務所として届け出て、事務所費など計2345万円の経常経費を計上していたことが分かった。太田事務所は「活動の主たる担当者である秘書官の自宅を事務所とした」と説明するが、家賃を払っていないことや専用スペースがないことを認めており、経費計上のあり方が問われそうだ。
東京都選挙管理委員会に提出された政治資金収支報告書によると、育てる会は05年に1045万円、06年に1300万円の経常経費を計上した。内訳は▽事務所費が304万円(05年)、247万円(06年)▽人件費が331万円(05年)、674万円(06年)▽備品・消耗品費が409万円(05年)、378万円(06年)だった。
しかし、収支報告書に記載された同会の「主たる事務所」の住所地には、中里浩・農相秘書官の自宅があり、事務所の表札や専用の郵便受けはない。報告書には、事務担当者として中里秘書官の氏名と、議員会館の事務所の電話番号が記されていた。
太田事務所は取材に対し、「(秘書官宅の)特定の区画を事務所の専用スペースとして使用していないので、家賃は発生していない」として、事務所費に家賃を含まないとしたうえで、主なものを「通信費など」とした。備品・消耗品費の主なものは「事務用品の購入費やガソリン代」としている。
一方、2年間で1005万円を計上した人件費については「会の政治活動に要した人件費」と説明したが、関係者によると、同会は専任の事務職員は雇っていないという。
政治家の事務所費問題を巡っては、松岡利勝元農相が家賃不要の議員会館に資金管理団体の事務所を置き、多額の事務所費や光熱水費を計上していたことを追及され、明確な説明をしないまま昨年5月に自殺。後任の赤城徳彦元農相も実家を事務所として多額の経常経費を計上し、昨年8月、辞任に追い込まれている。
昨年12月に成立した改正政治資金規正法は09年1月以降、国会議員の関連政治団体については、経常経費(人件費)も含めて全支出に領収書の添付・公開を義務付ける。
【日下部聡】
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