★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK52 > 728.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.amakiblog.com/archives/2008/08/24/#001099
2008年08月24日
朝日新聞は滅びていく
24日の朝日新聞が、その社説で米国とインドの原子力協力について書いていた。
私が執拗に書いてきた核不拡散に対する米国のダブルスタンダード批判である。
「日本はノーと言うべきだ」という見出しをつけて、このまま米国とインドに気兼ねをしてインドの核兵器を容認してしまえば、パキスタンや北朝鮮の核保有に反対できなくなる、それはアジアの安定にも、日本の国益にもそぐわない、日本はいまこそ米印協定に明確にノーと言わねばならない、と、その社説で声をあげていた。
かつての朝日新聞であればうなずける。
しかし今の朝日新聞が、今頃になってこんな事を言ってみても、とってつけたような違和感を感じる。
朝日は確かに変わった。
というよりも朝日の内部で大きな路線の対立があって、その対立は、もはや保守、親米派の勝利によって朝日が解体させられつつあるかのようだ。
朝日の論壇月刊誌の「論座」が9月号で閉刊するという。読者の活字離れで購読数が伸び悩んだ事が理由だという。
そうではない。朝日らしさが失われてしまったからだ。
朝日らしさの失われた論壇誌など読むものはいない。
正論や諸君やオピニオンなどを読んでいればいいのだ。
本体の朝日新聞も同様にかつての朝日を失いつつある。朝日新聞の購読数は今後も減り続けていくに違いない。
23日の朝日新聞に、朝日新聞主筆の舟橋洋一氏が、米政権に望む、と題して、自己宣伝の記事を一面に掲げていた。
米外交評論誌フォーリン・アフェアーズの求めに応じて寄稿した、米国新政権の対アジア政策に対する提言であるという。
ながながと自慢げに引用しているその内容は、およそ読むに値しないものだ。
ブッシュ政権は、日本と中国の二国間関係を同時に改善するという立派な業績を残した。それがアジアの安定につながった、米次期政権はこの資産を大切にするべきである、という言葉から始まって、米国がアジアにとっても盟主になるように勧めている。
日米同盟にもとづいた国際貢献は、治安は米国、復興・再建は日本と言った補完性の原則にのっとって行ったらどうかだとか、米国はグローバリゼーションの負の側面の克服に真剣に取り組むべきだとか米国の為にもっともらしい助言をしている。
為にする議論だ。
米国が日本の言う事を聞くとでも思っているのだろうか。
次期米国政権に言う事はただ一つ。軍事力に頼んだ傲慢な政策は止めろ、その一言で足りる。
舟橋洋一という時代遅れの記者を主筆として抱え込んでいる限り朝日に未来はない。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK52掲示板
フォローアップ: