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2008年08月23日
北京五輪の結果とこの国の今の姿
こう見えても私は心やさしい人間だと自分で勝手にそう思っている。
だから北京五輪で結果を示すことができなかった選手たちを批判する気にはなれない。
結果がすべての勝負の世界であるが、それにはもともとの実力の差というものもあるし、運・不運もある。
そのすべてが人間ドラマだ。
だからこそ、つらい練習とも、想像を絶する心理的圧力とも無縁な一般観衆が、勝手な評論をして楽しむ事ができるのだ。
その感動と興奮を与えてくれた選手たちに心から感謝しなくてはならない。
そう、当たり障りのないことを言っておいて、ここから私のこじつけ論を展開させてもらう。
私は今度の日本選手たちの成績は立派であったと思う。
しかし、それでも、中国の躍進に比べて、日本はもっと頑張れたはずだ、と考える人がいるなら(私もそう思ったりするのだが)、その理由は今の日本の現状に求められるに違いない。
23日の報道で、知的障害者に暴行を繰り返した少年たちの事を知った。
知的障害者という絶対的な弱者に暴力を加えるという行為そのものが許しがたい事であるが、「自分より弱そうな人を狙った「、「身体障害者をいじめて何が悪い」と少年たちがうそぶいている事を知って、心底驚いた。
本当に驚いた。日本という国が悲しくなった。
私も色々な国に勤務してきたが、これほど人間の心がすさんでいる国は見たことがない。
これほど人間性にもとる若者がいる国は見たことがない。
どんなに貧しい国でも、どんなに政治体制が非民主的な国でも、子供がここまで卑劣な国はなかった。
これを要するに日本という国がここまで無節操になっているということではないのか。
国力とは畢竟その国の国民の心の持ち方である。
国民をここまで無節操にしたものは何か。理由はいくつもあるだろう。
しかし間違いなく政治、政治家の退廃だ。
今の政治状況を見るがいい。あまりにも無能、無責任ではないか。
国民のための政治から離れ、自己保身、生き残りに汲々としていると思わないか。
そして、そのような政治、政治家を放置し、政治をおもしろおかしく取り扱ってきたのがメディアであり、それを許してきたのが我々国民なのである。
日本選手のふがいなさを嘆く者がいるとしたら、まず自らを反省すべきなのかもしれない。
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