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(回答先: 「フライデー」名誉毀損訴訟での勝訴確定(植草一秀の『知られざる真実』) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 8 月 20 日 17:07:10)
戦前では警察権力は取り調べに暴行・拷問を用いた。
それで殺された人達がでたばかりではなく、このショックにより精神に異常を来たし人達も意外にも多かったのである。
女性に対しては屈辱的な取調べが為されたとも聞いている。
対米協力的でない植草氏に対して取調べの時などに暴行を加えて殺害する事は流石に出来ないので、社会的に「変態性欲者の贋レッテル」を貼って糧道を断ち、社会的”餓死”に追い込む作戦を採ったのであろう。
ちなみに、最近かの甘粕正彦(大杉栄を殺害したとされてきた)を論じた興味深い本が出版された。
それによると甘粕は部下が行った大杉殺害を部下を庇う為に自らが被ったということであるが(書評による)、甘粕の人物像に関して今まで紹介されてきた情報から考えると有り得ることだろう。
甘粕は部下をどうしても庇いたいとの思いがあったのではないのか。
「部下の不祥事は自分の不祥事」と考えた事は彼の様な人物であれば有り得る事だ。
この事はさらに太宰治の伝記的小説の中の部分を思い出す。
彼が取調べを受けた時に刑事が、
「いい男だな。ふーん、革命なんだって? ふざけるんじゃあないよ。革命なんてえのはお前達のような地主・ブルジョアの坊ちゃん達がやるんじゃあないんだ。俺たち百姓あがりがやるんだよ!」といったとの事で、
これを聞いて優しい太宰はコンプレックスゆえに落ち込んでしまったと書いてあった。
甘粕の持つ優しさは太宰の持つ優しさに通ずるものであったのか、又は、異質なものであったのか? と考え込むのではあるが…。
様々な冤罪を創造?する権力側の意図にも様々なものがありそうだ。
一つには時の政治権力を守るためであるだろう。
さらに、
治安官僚の出世を目指す点数稼ぎも有り得るのではないのか。
お人よしは自分の人生を悪人達に喰われてしまうのである。
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