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http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/19gendainet02038017/
「福田政権の獅子身中の虫だな、この男は」。あるベテラン政治記者がこう漏らした。
この男とは「消費者がやかましい」の暴言を吐いた太田誠一農相のことである。本人は反省のそぶりもなく「揚げ足取りだ」と反論していた。 そんな太田に対し、15日の閣僚懇談会で噛み付いたのが野田聖子消費者行政担当相だ。
「閣僚は福田内閣の最重要課題である消費者行政を学んで、国民に伝えるためきちんと発言してほしい」と注文。暴言直後に次いで2度目の“指導”である。
ところが、太田はどこ吹く風だ。午前中に靖国神社を参拝し、閣議後の会見では、自らの発言について「あえて付け加えることも、差し引くこともない」と、修正や撤回のつもりがない考えを示した。開き直りである。 不可解なのは、太田の発言に対する福田首相の大甘姿勢。発言直後に与党内部からも批判の声が上がった時に「あまり適切な言葉ではない」と言ったぐらいである。
15日午後には、総理公邸で福田と太田は2時間近く会談しているが、そこでも問題にはならなかったらしい。
「食料自給率を50%に引き上げるための具体策を指示するなど、農政全般の話だった。消費者発言に関しての注意は何もなかったようです」(政界関係者)
「国民目線」を掲げる福田路線に水を差し、臨時国会で野党に格好の攻撃材料を与えてしまったのだから、福田もビシッと言うべきだろう。だいたい、太田の失言癖は、スーパーフリー事件後の「集団レイプする人は元気があるからいい」発言で分かっていたはず。そんな舌禍男を起用したこと自体、疑問だらけだ。
「誰が見たって太田は適材適所とは言いがたい。福田が太田の親分である古賀選対委員長に配慮したとの見方があるが、それだけじゃない。実は、太田と福田は姻戚関係にある。太田と福田夫人が従姉弟の関係なのです。そんなことから“縁故入閣”なんて声まで出ていました」(前出のベテラン記者)
まさか、身内関係だから暴言をしてもペナルティーなし、というわけではないだろうが、そんな太田の存在は、この先お荷物になりかねない。
「福田さんは臨時国会召集ひとつとっても、相変わらずモタモタしている。支持率もパッとしません。そんな状況で、太田さんがもう一度失言をしたら、完全に福田降ろしが始まり、致命傷になります」(政治評論家・浅川博忠氏)
一部ではカネの話も報じられた。こんな男が閣内にいる限り、福田内閣の支持率が上がるはずがない。それどころか、政権崩壊の引き金になりかねない。
(日刊ゲンダイ2008年8月16日掲載)
[ 2008年8月19日10時00分 ]
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