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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10129008343.html から転載。 社保庁組合員の声/基本計画でサービス低下/人員確保は不可欠【しんぶん赤旗】 失われた年金5000万件の発覚以来、みそもくそも一緒くたにした社保庁たたき、公務員たたきが盛んである。「どうなっているんだ!」と驚くような事実の数々が明るみに出され、「もたれあい」「責任のなすりあい」など社保庁の職場実態に「あっ!」と驚くことも確かに多い。だが、こうした感情論(=社保庁を懲らしめろ!)に乗せられてばかりいると、口をぱっくり開けて獲物が落ちてくるのを待っている連中の罠にかかるだけである。 ⇒ <年金問題>単なる社保庁叩きは危険である/アメリカの要望を受けて動く大きな構造を理解しよう 図表を再録しておこう。 ⇒ そして心をよく開いた上で、次の「しんぶん赤旗」記事(しんぶん赤旗記事情報/G-Searchから転載)を読んでいただきたい。 ============================================= 社保庁組合員の声/基本計画でサービス低下/人員確保は不可欠 自治労の全国社会保険職員労組はこのほど、社会保険庁で働く組合員の声をまとめました。 社会保険庁を引き継ぐ日本年金機構(二〇一〇年発足)の基本計画で、公的年金の運営を危うくする大幅な人員削減や民間委託、職員の選別採用などが盛り込まれましたが、現場からはサービス低下を危惧(きぐ)し、人員体制の確立を求める声が上がっています。 12時間勤務 千人単位の人員不足が続く職場では、年金記録問題への対応も加わり、過酷な勤務になっています。 「昼休みを取れず夕方昼飯を食べる職員、休日出勤でもないのに出勤して事務をこなす職員、早朝から来る相談者に対応するために毎日七時過ぎには出勤している管理職…」(北海道・東北) 「連日十二時間以上の勤務が続き、メンタルで病気休暇や休職になる仲間や退職する職員があとをたたない」(九州) 「日中は窓口や電話応対に追われ、事務作業や入力作業は残業でこなし、土曜日曜も出勤があって、精神的にも肉体的にも休まらないなかで疲労困ぱいし、いつだれが倒れてもおかしくない状況で働いている」(北陸) 委託で事故 記録解明など国民の願いにこたえるためにも人員体制の拡充をと訴えています。 「国民が求めるのは、年金記録がいち早く確認できること、訂正があった場合は速やかに支払ってくれること、調査が必要なものは速やかに回答してくれることではないでしょうか。そのために人員の確保、相談体制の充実が必要です」(北海道・東北) 大幅な民間委託を打ち出した問題にも厳しい批判が出ています。 「年金相談等をマニュアル化することでだれでも簡単に相談業務ができると考えていることは現場実態から見れば大きな問題。そんなことをしたら五年後、十年後にもっと支給誤り等の事故が出ることは目に見えている」(九州) 「外部の人間が来て直ちに相談をやっていこうというのがナンセンス。特別便支援できていた社労士も四苦八苦している実態。規模縮小・外部委託で本当にやっていけるのか、事故だらけになるのではないかと危惧を覚える」(関東) 「年金受給者の伸びも考慮せず、相談体制の縮小や委託化を図ることはサービス低下にも結びつきかねない。真のサービスを確立するなら現行職員の積極的な活用を図るべき(関東) だまし討ち 懲戒処分を受けた職員は新組織に一律に採用しない方針を決めました。定員割れのもとで不採用とする理由がないうえ、処分の内容も時期も無視した不当差別であり、法違反が問われる二重処罰にもあたるものです。 「村瀬長官時に『処分を受けても今後の働きぶりを評価する。だから意識改革し業務に励んでくれ』と発言があった。それを糧に頑張ってきた職員にしてみれば、だまし討ちのようなもの」(北海道・東北) 「処分者であっても既に十分更正してだれよりも頑張っている職員もいる。何よりもそうした職員の持つ知識や経験こそが新機構の業務や今後の年金改革に必要なのではないか」(北陸) 労働組合に対しては「あまりに一方的なバッシング(職員悪玉論など)に対して戦わなさすぎた」(北海道・東北)という意見も。「いつまで働き続けられるか分からない状況だからこそ組合の存在意義を示す取り組みが必要」(中国)と訴えています。 しんぶん赤旗
テーマ:福田政権への批判など
2008.08.14 日刊紙 5頁 労働・大衆運動 (全1,331字)
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