★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK52 > 587.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: ベンジャミン・フルフォード 「グルジア、イランにおいてのアメリカの敗北」…イランの封鎖も諦めることになった。 投稿者 新世紀人 日時 2008 年 8 月 17 日 13:04:01)
グルジャ軍の南オセチアへの本格的侵攻が拡大して成功を収めたと仮定してみよう。
これには南オセチアに平和維持軍として駐留していたロシア軍が蹴散らされることが必要だったがロシア政府の姿勢いかんではこうなった可能性は有り得る。
この場合、この成功は一時的なものに止まるだろう。南オセチアの抵抗は激しくなる。その上でロシアが南オセチアを支援すると南オセチアとグルジャとアブハジアを含んだ地域の情勢は不安定化する。グルジャには石油パイプラインが走っている。
この地域の不安定化は原油供給への不安感を生み出す。かくして原油価格は高騰に走る。
また、一時的に南オセチアをグルジャが制圧すれば、イスラエル軍と米軍のイラン爆撃は行いやすくなったであろう。この場合も原油価格は高騰に走る。
しかし、これらのロシア軍の迅速な行動とその切っ掛けとなったグルジャ軍の南オセチア侵攻が”シナリオ”によって展開された可能性があるのだ。
そうであればそれは、米国次期政権誕生のシナリオに連動したものである筈だ。
つまり、イスラエル軍と米軍のイラン攻撃を止めるシナリオが存在した可能性を私は考えているのだ。
イラク上空を通らずとも、グルジャの空軍基地を経由してイラン攻撃は可能だったかもしれない。ロシアは空軍基地を爆撃した。
http://www.asyura2.com/08/wara3/msg/662.html
投稿者 新世紀人 日時 2008 年 8 月 15 日 13:50:22: uj2zhYZWUUp16
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080817ddm003020114000c.html
クローズアップ2008:消費者に恩恵、まだ先… 原油バブル崩壊か
7月11日に1バレル=147・27ドルの史上最高値をつけたニューヨーク・マーカンタイル取引所の米国産標準油種(WTI)が、世界的な景気後退懸念などを受けて急落している。15日は113・77ドルで取引を終え、約1カ月間で2割以上の下落に、市場からは「原油バブルが崩壊した」との指摘も出始めた。しかし、食品価格などの引き上げの動きは今後も相次ぐ見通しで、原油価格下落の恩恵を消費者が実感するのはまだ先になりそうだ。
●景気減速響き
グルジア南オセチア自治州でロシアとグルジアの軍事衝突が本格化した8日、ニューヨーク・マーカンタイル取引所に緊張が走った。グルジアには、カスピ海原油を黒海に運ぶパイプラインがあり、石油供給に影響が出るとみられたためだ。ところが、市場参加者の読みとは裏腹に原油先物価格は前日終値比5ドル近くも値を下げて取引を終えた。昨年秋以降、たびたび原油高騰の要因として指摘されてきた産油国の政情不安だが、欧米の景気減速に伴うエネルギー需要減退の前では、原油価格上昇の原動力にはならず「1カ月前までならあり得ない値動き」(米エコノミスト)に終始した。
●米が市場規制
需要減少とともに原油価格押し下げに一役買っているのが、米当局による市場規制だ。ガソリン価格高騰への国民の不満を受けて、米当局は投機マネーへの監視強化の姿勢を強めた。低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題に伴う金融市場の混乱であふれ出た「余り金」の流入を防ぐのが狙いで、当初は効果を疑う声もあった。しかし、日米欧の年金基金など多額の資金を抱えた機関投資家は、当局の姿勢に敏感に反応。7月下旬以降は、株、為替、債券など金融市場への資金逆流の動きも見られるようになった。
●ドル高拍車に
さらに米金融市場への悲観論が後退、逆に日欧の景気減速に注目が集まり、円やユーロなど主要通貨を売りドルを買う動きも強まった。ドル高は、ドル建てで取引されている原油先物相場の割高感を生み、原油価格の下落に拍車をかけた。
7月上旬には「原油価格は300ドルまで値上がりするだろう」と強気一辺倒だったベネズエラのチャベス大統領が「100ドル近辺で安定しているのが公正で妥当だ」と軌道修正。石油輸出国機構(OPEC)のヘリル議長も「需給動向から見た原油価格は70ドル前後」と述べるなど、産油国側からも上がり過ぎた原油価格の調整を歓迎する声が広がっている。【ワシントン斉藤信宏】
◇小売り値上げ、相次ぎ
原油価格の下落傾向が続けば、新日本石油など石油元売り大手は9月のガソリンの卸値を1リットル当たり数円程度値下げする見通しだ。レギュラーガソリンの小売価格(全国平均)は8月4日に1リットル=185・1円と過去最高値を記録したが、「9月には170円台に戻る」(元売り大手)とみられている。
自動車での来店客減で苦戦が続く小売業界は、ガソリン値下げ効果への期待を高めている。客足を取り戻そうと、最大20リットル分のガソリン代に相当するポイント還元サービスを実施している家電量販店のコジマは「(原油急落が)業績回復の追い風になってほしい」(経営企画室)と強調する。
4〜6月の既存店売り上げは前年同期比13・1%減。7月以降、猛暑でクーラーなどの売れ行きは好調だが、前年並みには追いついていない。
イオンも7〜8月に2回、傘下のジャスコなど約250店で5000円以上の買い物客にガソリンのプリペイドカードが当たる抽選券を配った。広報担当者は「企画の継続を望む客の声は多く、ガソリン価格への関心の高さを感じる。価格がさらに下がれば、来店、購買意欲の底上げにもつながる」と話す。
一方、イトーヨーカ堂広報担当者は「ガソリン価格が一服しても、日用品、食料品の値上げが続けば、依然として消費動向は厳しいままだろう」と予想する。原油高が小売価格に転嫁されるまでには時間がかかるため、小売り現場での値上げラッシュが、これからも起きかねないためだ。
さらに、政府は製粉会社に売り渡す輸入小麦の価格を4月に続き10月も引き上げる見通しで、食料品価格への波及は必至。原油急落にもかかわらず、消費者にとっても「賃金が上がらない中での生活必需品の値上がり」という苦しい状況はしばらく続きそうだ。【小倉祥徳、望月麻紀】
◇100ドル割れ?150ドル超え? 見通し分かれ
原油価格は4月初めの100ドル強から7月には終値で145ドル台を記録し、わずか3カ月で40ドル以上も上昇。その後1カ月で30ドル程度下落したが、70ドル台だった1年前と比べれば依然、高水準だ。
野村証券の大越龍文シニアエコノミストは「需給要因で説明できる値上がりは90ドル台まで」と分析、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員も「先進国の景気減速懸念などから、9月にも一時100ドル割れはあり得る」と当面、高値是正の動きが続くとの見通しを示した。
ただ、新興国需要の拡大や米国経済の持ち直しなどから、100ドル割れの状況は長続きしないとの指摘も多い。丸紅経済研究所の柴田明夫所長は「中国やインドで自動車が普及する一方、原油生産への投資が足りない。2、3年後には原油の需給は逼迫(ひっぱく)する」と言い切り、米国でドライブシーズンを迎える来年6月ごろには150ドル超えの可能性もあるとしている。【谷川貴史】
==============
■ことば
◇米国産標準油種(WTI)
米テキサス州などで産出される原油で、先物がニューヨーク市場に上場されている。産出量は日量40万バレル程度と米国で1日に消費する量の約50分の1しかないが、この価格が指標となり、世界の原油相場に影響する。欧州原油市場の北海ブレント原油、アジア市場のドバイ原油と合わせて「世界3大指標原油」と呼ばれる。
毎日新聞 2008年8月17日 東京朝刊
2 81 +−
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK52掲示板
フォローアップ: