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2008年08月09日
中国ギョーザ問題で福田政権の責任を問うのは五輪後の中国の対応を見てからだ
今から思えば、6日の読売新聞の中国ギョーザ問題に関するスクープは近年まれに見る大ヒットであったことになる。
中国ギョーザ問題は、正しい日中関係を構築できるかどうかの試金石になりつつある。
民主党が、中国政府からの通報を遅らせた事を批判する談話を発表したという。
それより少し前には、不公表にした経緯を国民の前に明らかにすべきと、国会での追及姿勢を明らかにした。
国会での真相追及は徹底して行なってもらいたい。そうすべきである。
しかし、不公表とした事を、今の時点で直ちに「情報隠蔽である」と声高に糾弾する事は、政局に絡めた性急かつ軽率な対応である。
その事を今日のブログで書く。
8日福田首相は北京での胡錦涛主席との首脳会談で、ギョーザ事件の徹底究明と情報公開を求めたという。
これに対して胡錦涛主席は、できるだけ早く解決する、全力をあげる、と約束したと言う。
この約束の実行こそ五輪後の日中関係の最大の課題である。
その成り行きを最後まで徹底して監視し、その結果を俟って日中双方の政府の責任に迫る、これこそが正しい対応なのである。
情報公開でもっとも注目されるべきは、サミット前の中国側の通報が、どのタイミングでどのように通告されたのか、それに対し日本政府は、どのレベルの判断で、どのように応答したのか、それが正確に公表される事である。
もし中国側が単に公表を差し控えて欲しいと言って来ただけであったなら、そして、それに対し日本政府が何も注文をつけずに、中国側が嫌がる事をする必要はないと考えて不公表にしていたとすれば、外務省と福田首相はいくら批判されても批判され過ぎる事はない。
もし中国側が、約束した五輪後の公表において、それでも中国側の非を認めないようであれば、胡錦涛主席の中国は厳しく非難されるべきである。
そして、真相がどちらにあるかは五輪後の日中双方の対応を見れば直ぐわかる。
8月9日の日経新聞は日本政府高官が「五輪が終われば、中国側は捜査結果を公表するかも知れない」などと他人事のように言っている。
同じく8月9日の産経新聞では、ギョーザ事件は北京五輪での首脳会談では「取り上げられない」(外務省関係者)方針だったが、日中両国の「隠蔽」が発覚したので、急遽主要テーマに浮上した、と報じている。
このような報道を見る限り、五輪後の中国の対応は期待はずれに終わる事になると思う。
その時福田首相はどう対応するかだ。
それでも胡錦涛に厳しく迫ることが出来ないのなら、その時こそ福田首相を厳しく追及しなければならない。
胡錦涛主席の中国を厳しく批判しなければならない。
その時に向けて国民の関心を集中するためにも、今は隠蔽、隠蔽と騒がない方がよい。
五輪後の日中双方の対応を注視していきたい、と冷静さを装った方が迫力がある。
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