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http://www.amakiblog.com/archives/2008/08/03/#001050
2008年08月03日
ブログの終了と日本の政治の行く末
どうやらこのブログを終える時が近づきつつあるようだ。
その最大の理由は野党ではなく自民党の手によって小泉政治に終止符が打たれたからだ。
小泉政治の欺瞞と悪を糾弾する事が私を突き動かす一つの大きな原動力であった。
それが、身内から否定された。
それを見てしまった私の中から一つの闘争心が失せつつあるのだ。
しかし、私がブログを止めようと思う最大の理由は、それではない。
小泉政治は否定されたけれど、小泉偽改革の幻想が生き残り、それが形を変えて日本を苦しめていく事になると懸念するからだ。
その事を指摘し、国民にだまされるなと警鐘を鳴らしていく事は、もはや私には手に余る大きな作業である。
もっと具体的に述べてみる。
3日のフジテレビ「報道2001年」で西部遭が極めて的確な発言をしていた。
すなわち、今度の内閣改造は明らかな小泉政治の否定であり、自民党の大半の議員はそれが正しいと思っている。しかし、「小泉改革すなわち善」、と考えているメディアと、そのメディアに踊らされてきたおろかな国民をおそれ、福田自民党は小泉改革否定と明言できない。だから福田政権は苦しい、と。
その通りである。
たとえば今日の新聞の社説を見るがいい。「改革路線を捨てるのか」(東京新聞)、「福田改造内閣は改革を逆行させるな」(日経新聞)などと、福田政権たたきは続く。
この風潮が国民の目を曇らせることになる。
福田政権たたきがそのまま民主党政権への政権交代への主張につながるのであればいい。しかし決してそうではない。
政局が自民党政権内部の改革派、反改革派の対立、脱官僚派、官僚依存派の対立図式にすりかえらる。
この事は政権交代を遠ざける事になる。
なぜならば小泉改革派の考えは民主党の考えと似てくるからだ。民主党の中には小泉改革派に近い者が多く存在するからだ。
自公政権と民主党野党の政権交代争いは、もちろん今後の政局の中心であり続けるだろう。
しかしそれ以上に自民党の中の小泉、反小泉争いが本格化し、国民の目は改革か反改革かという方に向けられていく。
このことが自民党生き残りのための意図された見せ掛けの対立であると考える者がいる。
私は決してそうは思わない。もはや小泉派と反小泉派はもとには戻らない。戻れない。
しかし、そんな事はどうでもいい事だ。
重要な事は、偽自民党対立であっても本物の自民党対立であっても、よほど民主党がしっかりしないと、政権交代への世論の関心が薄れていく危険性があるということである。
果たして次期総選挙で政権交代はあるのか。
私は政権交代をすべてに優先する立場の一人である。だからこれから総選挙まで、ただひたすらに政権交代を訴え続ける。
総選挙まではブログを書き続ける。
もし政権交代が起きれば文字通り私のブログの役割は終わる。
政権交代が起こらなければ気の遠くなるような先の長い不毛な政治がつづく。
もはやブログを書き続ける気持ちにはなれない。
いずれにしてもこのブログを終える時が近づきつつある。
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