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2008年08月02日
こういう言葉を使ってみたい
いい言葉を見つけた時、私はうれしくなる。
コマーシャルのセリフではないが、「金はないが暇ならある」という今の私の最高の楽しみだ。
最近見つけた幾つかの言葉を紹介したい。
いずれも記憶をたどっての言葉だから一字一句正確に再現できないが、その意図するところは明確だ。
「米国は自分達の商業利益だけを考えている。我々はインドの農家を守りたい」
これはWTO交渉の最後の段階で、インドの代表が外国記者団に話した言葉だ。
自国の安い農産品を開発途上国にまで売りつけようとして関税削減を迫った米国に対し、インドはセイフガードのハードルを下げなかった。結果としてWTO交渉は決裂した。
交渉が決裂する事をおそれず「インドの農業を守りたい」と言える自信。これが政治家だ。
日本の政治家がここまで言えるか。
ちょうど同じ頃、日本の閣僚達は外国人記者を避けて日本人記者相手に会見していた。
「外国人記者の厳しい質問にはとても答えられない」(政府関係者)(8月1日朝日)という。
言葉で勝負する前に負けている。
秋葉忠利広島市長の次の言葉もいい。
8月6日の広島原爆記念日の挨拶文の要旨を、1日の記者会見で披露した時の言葉だ。
「核兵器は廃絶されることにのみ意義がある」
核兵器に反対するこれ以上の言葉はない。
蛇足ながら、もう一つの言葉を引用したい。
これはほめる言葉ではない。嘲笑の対象として引用する言葉だ。
「(現在の金融危機は)1世紀に1度起きるかどうか(の危機に)発展している」
CNNのインタビューにグリーンスパン前FRB議長が答えた言葉であるという(8月2日読売)。
サブプライムローンの危険性を知りながら放置した者の言葉だ。
そのグリーンスパンを、かつて日本政府や経済専門家は、「米国経済を支えた神様だ」と絶賛していた。
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