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(回答先: 公明党引導“福田降ろし”夏の陣(ゲンダイネット) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 7 月 25 日 17:58:44)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080724/stt0807240123000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080724/stt0807240123000-n2.htm
2008.7.24 01:22
福田康夫首相にとって初の内閣改造が目前に迫る中、8月下旬召集予定の臨時国会を9月下旬に先送りするよう求める声が公明党で強まり、自民党の一部が同調し始めた。衆参ねじれの中で召集を先送りすれば、インド洋での海上自衛隊の補給活動を継続するための新テロ対策特措法改正案など重要法案の成立は危ぶまれ、国会を開く意義は薄まる。一方、公明党は年内解散への圧力を強めており、臨時国会冒頭で衆院解散を狙うシナリオが現実味を帯びる可能性もある。(石橋文登、佐々木美恵)
23日夕、古賀誠選対委員長はひそかに都内のホテルのスウィートルームを訪ねた。待っていたのは公明党の支持母体である創価学会幹部数人。幹部らは厳しい表情で年内解散に向け、環境整備を進めるように説いたという。
公明党は安倍晋三前政権発足当初から平成20年中の衆院解散を強く求めてきた。理由は21年7月に予定される東京都議選。創価学会は本拠地・東京を「本陣」と位置づけており、都議選の必勝は「最重要課題」とされてきた。半年前から本格準備にかかるため、衆院選が重なれば手が回らなくなってしまうからだ。
福田政権の支持率低迷を受けて、この声は一時途絶えていたが、7月に入り再び強まり出した。新銀行東京の経営危機などの問題もあり、東京都の有権者の自公離れは進むばかり。「総力戦で挑まなければ都議選は勝てない」(公明党筋)と踏んだのだ。
ここからの動きは早かった。創価学会幹部は7月初旬から次々に自民党幹部らと水面下で接触、年内解散を説き始めた。この動きは「首相退陣−総裁選−新首相で衆院選」というシナリオを加速しかねないが、「自民党が浮足立つことは想定内」(学会関係者)だったようだ。
公明党の神崎武法前代表は2日夜、千葉県市原市でこうぶち挙げた。
「次の衆院選はいつになるか分からない。福田首相の支持率が上がり、自らの手で解散になるのか、あるいは支持率が低迷して福田氏が代わり、次の首相で解散になるのか、それも分からない…」
神崎氏は周囲に「政局をシミュレートしただけ」と釈明するが、「確信犯」との見方が強い。
この言葉に敏感に反応したのは小泉純一郎元首相だった。翌3日、都内でこう語り、首相を擁護した。
「首相の力の源泉は解散権と人事権だ。首相が一番辞めやすいのは解散して負けたとき。あるいは内閣不信任案が可決されたときだ。それ以外は政権をほうり投げたと批判される。辞めたくても辞められない」
だが、臨時国会先送りの動きは止まらない。北側一雄幹事長は17日の自公幹事長・国対委員長会談で先送り論を強硬に主張。自民党側は当初、「矢野絢也元公明党委員長の国会招致を恐れただけ」(党幹部)とタカをくくっていたが、公明党と太いパイプを持つ参院自民党重鎮や古賀氏らも同調し出したことにより、公明党側の真の狙いが年内解散だとの見方が広がっていった。
臨時国会が先送りされれば、今月末に予定される内閣改造のタイムスケジュールにも影響が出かねない。すでに公明党からは「無理に急いで内閣改造する必要はない」(幹部)との声が出始めているが、首相がこれに応じれば求心力はますます低下しかねない。
首相は23日夕、国会先送り論について「いろいろな意見があるので与党協議を経て最終的な判断をしたいが、まだいつと申し上げる段階ではない」と言葉を濁したが、心中は穏やかでなさそうだ。
7年前の森喜朗政権末期にも同じような空気が永田町を覆った。神崎氏は13年2月、森首相のゴルフ会員権無償提供問題に触れ、「首相には倫理的、道義的な責任がある。自民党の自己改革に期待したい」と自発的退陣を促した。森氏が退陣したのはこの2カ月後だった。
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