★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK52 > 158.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
政策が議会ではなく密室で決められる(JANJAN)
ミネヒロシ2008/07/24
日本の政策の多くは、少数の族議員と実力役人の会合で内密に決められ、あと場合によっては公聴会で国民の意思を聞く振りをし、委員会そして国会でシナリオとおりに運ばれてしまいます。これでは、よくなりようがありません。根本的改革をしなければ日本はさらに凋落するでしょう。
7月22日の日経新聞に【社会保障政策について党内には「党幹部や国会審議とは別のところで厚労省と一部の族議員が社会保障政策を決めている」との不満が渦巻く】という記事がありました。
社会保障政策について、国会図書館6階に元厚相、参議院会長、社会保障制度調査会長、同調査会医療委員長の4名、そして企業の意を体した厚労省の幹部役人が集い、詳細情報を握る役人側がリードして不透明な政策決定をしてしまうそうです。
原発推進ほか多くの政策についても同じだと思います。このように少数の族議員と実力役人の会合で内密に決められ、あと場合によっては公聴会で国民の意思を聞く振りをし、委員会そして国会でシナリオとおりに運ばれてしまいます。
これがお任せ政治,一任政治の本質であり「尾が犬を振る」現場です。選挙で「……します」などという公約などは殆ど空念仏といってもいいでしょう。
なぜこうした不法が黙認されているのか……議員が「役所のお世話にならざるを得ない以上、長いもの(役所)に巻かれていなければ」と役人に屈してしまうからでしょう。憲法で「議員に自由委任」してしまった以上、議員がどのように行動したとしても国民は甘受せざるを得ないのです。
各地の社保事務所で最近まで続いていた奇妙な儀式があると聞きます。本庁から新所長が赴任する。地元職員らが「天下り所長は帰れ」と連呼する。所長は本当に東京に帰る。日を改めて自治労と「地元のしきたりに従う」といった覚書を交わす。ようやく所長は着任するというものだそうです。
「ノルマ禁止」「パソコン利用の禁止」「本庁から幹部が視察に訪れる場合労組の許可を要す」「キータッチは5000」「実績表を作成しない」主客転倒とはこのことです、役人の世界ではなんという非常識が続いていたのでしょうか。私には到底考えられません。
「杓子定規でなく、親身になって行うこと」「言葉遣いも懇切丁寧にすること」 全国の社会保険事務局長あてにこんな常識的文書を通達したのはつい先月のことです。全ての不条理は、議員が「情報と裁量権を持ち、日頃何かとお世話になる役人」に頭が上がらないことからくるのです。
政党が「元公務員立候補制限法」を作り、自治労などと手を切り、企業献金を禁止し、汎用国民投票(又は並存政治)を実現すれば、日本の閉塞状況は明らかに改善されるのでしょうが……。
http://www.news.janjan.jp/government/0807/0807222562/1.php
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK52掲示板
フォローアップ: