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http://www.amakiblog.com/archives/2008/07/22/#001025
2008年07月22日
教員の不正採用、昇格問題は単なる金銭的な問題だけではない
不正人事の口利きにこれだけ多額な金品が動いていたとは驚きだ。
えらそうな顔をしている教育委員長や教育委員会の連中が、ここまで堕していたとはお笑いだ。
そして、このブログでも書いたが、政治家が口利きしていることがここまで明らかになり、元小泉首相の政治秘書がみずから口利きの事実を認めているのに、まるで腫れ物にさわるように、テレビや大手新聞が一切これを取り上げない偽善ぶりは噴飯ものだ。お前らいい加減にしろ、と一喝したい心境だ。
しかし、この不正人事の問題は、単なる金銭的な贈収賄にとどまらない。それを教えてくれたのが、7月22日の東京新聞「本音のコラム」だ。
筆者であるフリーライターの鎌田慧は、愛知県某市の教員採用を巡る取材経験から、「政治家と官僚に支配されている教育を市民に取りもどさなければならない」、と次のように書いている。
・・・子供好きで、きっといい教員になると想像させる学生が試験に受からない背景には、教育委員会の日教組対策があった。親が校長などコネ採用の子なら組合運動に走らないよう人質にできる・・・教育委員は知事、市町村の任命。実務の最高責任者である教育長は教員の出世コース。文部科学省による上意下達。馴れ合い「教育界」が泥沼化してボウフラがわいた・・・
これが教員不正人事事件のもう一つの正体である。
そういえば政治家や官僚のメディア買収というのもある。機密費をつかって同行取材をさせたり、会食にさそったりするアレだ。ひどいのになると金品を渡す。
これは金銭がらみのみみっちい話にとどまらない。
政府批判の記事を書かせないようにするためだ。犯罪まがいの醜聞にメディアを誘い込んで、いざと言う時には、「ばらすぞ」と脅かす武器を手にする。
権力を監視すべきメディアが、政府、官僚批判の記事が書けなくなった一つの理由がここにある。
口利きや買収の本当の罪は、政策をゆがめ、情報操作をして国民を欺く事にある。
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