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2008年07月19日
拉致問題が進展しない最大の理由
自民党の山崎拓という議員が、あたかも拉致問題の解決が出来るのは自分しかいない、といわんばかりに行動をしている。
そんな彼の行動でも、たまには国民にとって役に立つ事はある。
19日の各紙は、小さい報道ながらも、山崎拓議員が訪中し、中国共産党の王家瑞対外連絡部長なる人物と会談した事を報じている。
その記事の中で見逃せないのが、王家瑞氏が語った次の言葉である。
「解決が行き詰っていたのは、何をもって拉致問題の解決とするかの(問題で)日朝間に基準の不一致があるからだ・・・」
この言葉の意味するところは大きい。いわば拉致問題の核心部分である。
われわれが政府、外務省から繰り返し聞かされて来た事は
「拉致問題の解決とは拉致被害者全員の救出である」という事である。
しかしこの言葉は、実は何の意味も持たない。
拉致被害者全員とは誰と誰の事を指すのか。我々はいまだかつて一度も政府から具体的なリストを示された事はない。
そして拉致被害者の救出とは何を意味するのか。
生きて帰ってくることか。それとも亡くなった者がいたとしてもその死亡が確認されればいいのか。
何をもって日本政府は死亡が確認されたと認定するつもりか。
それで日本国民を納得させられるのか。
実は政府はこのような事について、いまだ一度たりとも国民の前に明確に考えを述べた事がない。
それにもかかわらず北朝鮮との間では話し合っているのだ。
政府の考えを示し、北朝鮮側の立場も聞いているのだ。
そうでなければ中国の要人がこのような発言をできるはずはない。
拉致問題が進展しないのは、もちろん北朝鮮側の硬直的な態度にある。
しかし、その北朝鮮側を追い詰めることが出来ない最大の原因は、政府、外務省の秘密主義にある。
国民に真実を隠しながら北朝鮮側と、落としどころを話し合う、もしそんな外交が進められているとしたら、拉致問題の誠実な解決は望むべくもない。
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