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http://www.amakiblog.com/archives/2008/07/18/#001018
2008年07月18日
既存の政党、政治家が信用できない理由の一つがここにある
任期満了にともなう山口県知事選は17日告示され、8月3日に投開票されるという。
しかし、各紙が報じるその記事を見て、私は目を疑った。
共産党が推薦する元山口県労連議長の新人候補と、4選を目指す現職知事の二人の一騎打ちであるという。
あるいは私が間違っているのかもしれない。
いずれ民主党が候補者を出し、その候補者を社民党や国民新党などが応援して、政権交代を争うごとく自公と野党連合の決戦になるのかもしれない。
あるいは社民党がその他の護憲政党と一緒になって共産党候補を応援し、米空母艦載機部隊の岩国移転反対や、上関原発建設反対を訴えて明確な対立軸を示す選挙になるのかもしれない。
しかし、報道振りでは、とてもそうは思えない。
前回の選挙では現職知事は自民、民主、公明の各党の推薦を受けていた。そして今回も、4選禁止の手前自民、公明は県組織の推薦と言うごまかしをし、民主党は県議の自主支援という形をとっているが、事実上は前回と同じ、「与野党相乗り」であると、産経新聞などは明確に教えてくれている。
護憲勢力が平和や環境などで結束する動きが見えてこない。
地方選挙は国政選挙ではない、与野党相乗りは茶飯事である、などととしたり顔で説明するものがいる。
とんでもない政治蔑視の発言だ。
しかも今回の選挙は、政権交代がらみの政局のさきがけとも言うべき状況の中で行なわれる選挙である。
年金問題や後期高齢者医療制度の失政は言うまでもないが、物価高騰、国民生活の困窮、地方の疲弊など、これまでの自公政権の誤りを追及する絶好のタイミングの中で行なわれる選挙である。
もし民主党が独自の候補者を立てないようなら、そして社民党がその護憲の立場を鮮明にし、米空母艦載機部隊の岩国移転反対や、中国電力の上関原発建設反対で共産党や市民団体と一致団結して闘わないのなら、一体彼らは本気で国民の前に政治の選択を迫っていると言えるのか。
ここに既存の政党、政治家が信用できない理由がある。今の政治が欺瞞に満ちたものであるかを見事に教えてくれている。
前回の投票率が過去最低の38.22%であったという。当然であろう。選択のしようがない。
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