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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008071502000279.html
燃料高 20万隻一斉休漁 『海に出るほど赤字』
2008年7月15日 夕刊
全国漁民大会で、大漁旗を掲げ、シュプレヒコールをあげて官庁街を行進する漁業関係者ら=15日午後0時24分、東京・霞が関で(梅津忠之撮影)
全国漁業協同組合連合会(全漁連)など主要十七漁業団体は十五日、燃料高騰を理由に初めての全国一斉休漁に入った。休漁は一日だけで食卓への影響は少ないとみられるが、魚種によっては一時的に価格が上がったり品薄になる可能性がある。
先月、小型イカ釣り漁船約三千隻が一斉休漁を行ったが、今回はさらに大規模で、国内にある漁船約二十万隻のほぼすべてが参加。養殖業や遠洋漁業なども加わり、漁業の窮状を国や消費者にアピールする考えだ。
全漁連によると、二〇〇三年に一キロリットル当たり三万九千円だった主要燃料のA重油の全国平均価格は、今年六月には十万七千円に達し、七月は十一万五千円を超える見通し。全漁連は「漁に出れば出るほど赤字が重なり、出漁の断念や廃業に追い込まれた漁船も出ている」と窮状を訴えている。
この日、全国の漁港では水揚げの様子は見られず、多くの漁船が岸壁に横付けされたままの状態。東京・日比谷公園には全国から約三千六百人の漁業関係者が集まり、燃料価格高騰への補てん措置などの対策を求める全国漁民大会を開いて気勢を上げた。
会場で富山県氷見市から来た漁師(45)は「燃料代はどんどん上がるのに、魚の価格は変わらない。漁民の苦しい状況を国民に知ってもらいたい」と訴えた。
大会後、参加者らは横断幕やプラカードを掲げ、「赤字で漁に出られないぞ」「国は漁業を守れ」などと叫びながら、官庁街をデモ行進した。
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