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【サミットを応援したバカウヨどもが惨めったらしく自爆w】洞爺湖が映したのは米中の「蜜月」
今回の洞爺湖サミットに対しては、おそらく一水会を除き、右翼勢力のほとんど全部が
「サミットに反対してるのは反米サヨクだから、おれらは逆にサミットを応援するぞ」という
馬鹿で賤しい奴隷根性から、日本の国益にならないG8開催を応援した。
だが洞爺湖サミットで一番最初に発表された「成果」は、ブッシュと福田が
そろって北京オリンピック開会式に出席するという“中国応援”宣言だった。
その後、サルコジもすぐこれに加わった。
あとはサミットで確認されたのは、原発推進くらいなものだろう。
肝心の炭酸ガス云々については、サミットの場で2050年までに炭酸ガス放出半減
という調子のいい夢物語が、当然のごとく頓挫したし、そればかりか
アメリカに帰ったとたんにブッシュが「そんなの守る気はねえよ!」と裏切ったので、
むしろサミットなんぞやらないほうが――まだ夢がもてて(笑)――よかった
くらいである。(苦笑)
宣伝カーに「警察のみなさんデモ警備ご苦労さん」云々と、ふざけた垂れ幕を
ぶらさげて、反G8デモ弾圧の警官隊を応援した大日本愛国党のような
親米売国右翼の皆さんゴクローさん。(笑)
あんたらのおかげで、日米仏政府の中国応援体制がつつがなく整ってしまったとさ。(笑)
あんたらが政治的に利用している法輪功のみなさんも、洞爺湖サミットが中国応援団の
首脳会議になってしまったことを、今ごろ知って大変悔しがっていたぞ。
(街頭署名している法輪功の中国人メンバーたちに、札幌に胡錦涛が泊まっていたので
抗議行動をしたのか尋ねたら、誰も教えてくれなかったといって愕然としていたぞ。)
戦犯ブッシュを日本に入国させるな、と札幌の街宣で訴えていた一水会の
真摯で正確な情勢認識だけが、際立っていたけれども、その他のバカウヨが
たんなる売国チンピラ勢力だということが、これほど歴然とした事件は
近来ちょっとなかったな。(笑)
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http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/160568/
(MSN産経ニュース)
【国際政治経済学入門】洞爺湖が映したのは米中の「蜜月」 田村秀男
07:26
地球の温室効果ガス削減の道筋はかすみ、原油・穀物投機抑制は棚上げされた北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)が終わった。霧に覆われた洞爺湖の湖面で垣間見えたのは米中の「蜜月」だった。中国は対米関係を通じて国益をもっとも効率的に追求した。
■中国、「チベット」封印
胡錦濤(こ・きんとう)共産党総書記・国家主席(65)にとってみれば主要8カ国グループ(G8)の拡大メンバーになることよりも、はるかに気掛かりなイベントが待ちかまえている。8月8日に開幕する北京五輪である。洞爺湖では「チベット」の一文字も話題にならないようにしたのは中国外交の勝利と言うべきだろう。世界の主要国首脳の中ではそれまで態度を明確にしていなかったフランスのニコラ・サルコジ大統領(53)も、国内に根強い反対論を振り切って開会式出席を表明。洞爺湖に来る前にさっさと出席を公言したジョージ・ブッシュ米大統領(62)に先導された形だった。
北京五輪は、単なる中国人の面子(メンツ)にかかわるだけではない。世界の主要国首脳の列席により、一党支配による「一つの中国」の正当性を内外に誇示しなければならない切羽詰まった事情がある。チベット騒乱にみられるような少数民族問題、四川(しせん)●(=さんずいに文)川(ぶんせん)大震災が物語る乱開発の咎科(とが)、さらには頻発する暴動に代表される社会不安。これらを乗り越えて大祭典を挙行すること自体に政治的意義がある。
米国による北朝鮮の「テロ支援国家」指定解除の決定は北京がもっとも評価する米国の「対中配慮」とも受け取れる。金正日(キム・ジョンイル)労働党総書記(66)が北京五輪前に2度目の核実験やミサイル発射実験に踏み切る可能性こそは、胡錦濤総書記にとって大変な悪夢に違いない。朝鮮半島の緊張の高まりでブッシュ大統領をはじめ、日本の福田康夫首相(71)も五輪開会式どころではなくなるだろう。中国政府は性急かつ用意周到に平壌を説得し、ワシントンに工作し、とにかく寧辺(ヨンビョン)の核施設無力化を柱とする核の申告書を提出させた。
■米国、イランに集中
ブッシュ大統領にとっては、イランの「核」のほうがはるかに気掛かりである。イスラエルが米国に代わってイランの核施設爆撃に踏み切ることも、ワシントンの選択肢になっている。「拉致」問題を脇に追いやってでも、ブッシュ大統領とコンドリーザ・ライス米国務長官(53)は北朝鮮との妥協路線を選び、ターゲットをイランに集中するしかない。
9日、洞爺湖でブッシュ大統領と胡錦濤主席が握手を交わしていたときに、ちょうどタイミングを合わせたかのような、イラン国営テレビの中・長距離ミサイル発射実験の中継映像は、北朝鮮を媒介とした米中蜜月に冷や水をかぶせる意図があったのだろうか。そのミサイル技術はもともと北朝鮮の弾道ミサイル「ノドン」からきている。「全く予想のつかない過激な行動に走る」とワシントンの専門家を嘆かせるイラン革命防衛隊だが、「北朝鮮をおとなしくさせても、おれたちには関係ないぞ」と言わんばかりのミサイル乱射だった。
洞爺湖での「米中連携」を連想させるのは北朝鮮だけではない。
中国国営の新華社通信は米中首脳会談の内容について、北朝鮮問題をめぐる6カ国協議での米中共同歩調、またイラン情勢での協調、さらにアフリカ・ダルフール紛争解決に向けて中国の役割も話し合われたとしている。中台交流の緊密化についても胡錦濤主席が詳しく説明し、ブッシュ大統領が高く評価したという具合だ。中国はイラン情勢が悪化しても、調停者として振る舞うことが期待されるよう布石を打っている。ダルフールで石油利権を獲得しても地域の発展に寄与すると言い張り、台湾海峡が再び緊張するような羽目になっても「一つの中国」への努力を強調するに違いない。
■日本、国益の成果なし
日本は議長国としての役割にまじめに徹したのだろうが、国益という点では何一つ成果をを挙げたわけではない。拉致問題の文言をG8の政治宣言の中に盛り込むのが精いっぱいだった。北方領土問題を素通りしたのは、国益ゲームでの日本の驚くべき淡泊さを他の首脳に感じさせただろう。さりとて世界の貧困層を特に困窮させている原油・穀物投機対策では元凶の米国に注文一つ付けなかった。
(特別記者・編集委員)
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