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Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo04/day-20080708.html
【識者コメント転載】オリンピックが先か、市場移転(湾岸地上げ)が先かというと
2016年に五輪が招致されても東京都はまったく受け入れ対応ができないことは一部でのみ知られているのではないだろうか。
メディアセンター候補地とされた築地市場移転先候補地が甚大な汚染という公害問題を抱えたことが明らかになり当初計画の2013年開場に向けた改善見込みがないために土質改良を行い、全計画工程を3年遅らせて2016年の開場、そしてなんと同じ年の五輪に“ セーフ ”であることなどを都税を使った広報、メディア、大手広告代理店を動員して大々的に宣伝している。
この計画は完全に無理筋なのである。2016年に開催地に選定されたら追い詰められるのは都職員と都知事本人でもある。
強烈な手段で進められている築地市場移転問題に端を発して脚光を浴びているメディアセンター問題だけでなく、競技場も準備できる状態ではない。物理的に可能な状態ではない。
まず、水泳競技場が選定されていない。辰巳の国際競技場はIOCの要件を満たしていない。観覧席が両面にないことなどが決定的要因。代替での仮説プールを建設しようとしている場所は液状化地域のために重いプールを維持できるめどがたっていない。
トライアスロンそのものに対しての水質の基準はないが、会場となるお台場は、地下水の汚染が見つかった豊洲隣接していることが懸念材料でもある(管理人注: 豊洲東京ガス跡地だけですが、ベンゼン汚染は、比較的汚染の軽いと思われた浅い層ですら10000倍を検出済みです)。それら事情を勘案しても東京湾は通常考えられる遠泳の必要条件(水質の汚染度・透明度)を満たしていないと言える。トップアスリートに泳がせるだけの水質浄化は不可能であり競技ボイコットが行われるであろう。
中央市場が豊洲にある東京ガス跡地に移転すれば、今回北京五輪で騒がれていたように選手や職員やプレス関係者の食と健康の安全が担保できないとして苦情が続発するであろう。実際に食料の持ち込みという事態に至るであろう。
そしてあまり知られていないことだが、先日の候補地一次予選通過は本当の所では東京は第1位の評価を得てはない、とする見方が抜きがたくある。金の介在による「調整」が可能だからである。
2016 年の最有力地はシカゴとリオであるが、私はリオを推したい。リオでなくシカゴに決定されたとしても、東京で数兆円の利権が水泡に化すよりましである。最終選考で東京が2位か3位になれば万策を労しても築地を売り飛ばす意欲のある都と利権団体JAPICと関連する企業は次は2020年を狙う。そのことは石原都知事からの発言が記録されている(週刊ダイヤモンドにそのことを口を滑らせた記事がある)。完全にオリンピックを”口実にしている”。しかし3つの環状道路を中心とした大型インフラ整備政策「10年後の東京」にとってもオリンピック利用を2020年まで引き伸ばせた方が好都合かも知れない。繰り返しになるが、どうしても石原はその任務として築地を売り飛ばさなくてはならないのである。
スポーツ団体とJOCの関係について少し言及する。
水泳連盟などはまだ大きい団体なので抵抗もできるのであるが、小さな種目の団体はJOCの圧力を受けて思うことがまったく言えない状態にある。大種目にも関わらずひどいのが陸連だ。まず河野洋平が会長である。その関係でいえば東京マラソンの委員一同を見れば、五輪招致委員会の森喜朗の名にも出会うだろう。東京マラソンは2009年は3月22日と彼岸の最中の開催となり、そのためますますの交通機関の混乱が予想される。
(管理人注: なのにその日程で開催強行できる権力とな何か、考えてみる必要がありますね)
語学力と良心のある人はシカゴとリオのIOC委員に欺瞞に満ちた東京五輪招致計画とその蜃気楼を作り上げようとする根幹にある築地市場地上げの件と移転先の件を伝えて頂きたいと願う。
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