★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK51 > 753.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20080710-01-0702.html
経済界の「大物」が音頭とり 岡田克也を「囲む会」が発足
2008年7月10日 週刊文春
経済界が次期衆院選後の民主党政権誕生を「十分に実現可能性がある」と見て動き出した。手はじめに今井敬・元経団連会長と御手洗冨士夫・日本経団連会長らが七月十一日夜、岡田克也・元代表を囲む会を立ち上げる。
「ほかの参加予定者は、荒木浩・東京電力顧問、上島重二・三井物産顧問、森下洋一・松下電器産業相談役と聞きます。他に、和田紀夫・NTT会長、西田厚聰・東芝社長といった現役の幹部も出席を打診されているそうです」(経団連関係者)
それにしても、よりによって民主党内でも「政局嫌いの政策オタク」とからかわれる岡田氏に白羽の矢を立てたのは、なぜ?
実は今井氏を中心に同じような顔ぶれで、小沢一郎代表を囲む会はすでに行われてきた。今回、初めて他の民主党幹部にも触手を伸ばすのは、「民主党政権なら、首相になる可能性が高いのは岡田氏ではないか」という見立てに基づくという。
九月の党代表選は、早くも「小沢再選」が党内の大勢。「次期衆院選までは選挙に強い小沢氏で行くべきだ」との声が強いからだ。
ところが、「本当に選挙に勝って政権を担うとなった時、世論受けしない小沢首相というのは想像しにくい。小沢氏がぶち上げた選挙向けの大バラマキ政策も、そのまま実現は不可能で、別の人が別の現実的政策を実行するしかない。小沢氏自身、自分の役割は選挙に勝つまで、と思い定めているフシがある」(政治部デスク)。
そこで注目されるのが、岡田氏が先月出版した『政権交代―この国を変える』(講談社)だ。脱公共事業型の景気回復と不良債権処理を加速した小泉改革を評価し、しかも社会保障費の増大によって増税論議は避けられないと主張。前提となる行政のムダを削るには、役所としがらみのない民主党の方が向いていると説いた。
これは消費税率引き上げから逃げる福田康夫首相と違って、まさに経済界の意見と一致する。
出版は“政権公約”の発表としか受け取れないのだが、岡田氏は代表選について「ノーコメント。私の判断基準は民主党政権を実現するにはどうするか、だけ」とくり返す。つまり、政権奪取後の首相就任というウルトラCは否定していないのだ。囲む会立ち上げは、財界の「先見の明」となるか。
※各媒体に掲載された記事を原文のまま掲載しています。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK51掲示板
フォローアップ: