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ここにきて、イラン情勢が風雲急を告げている。日本の大手メディアは怖いのかあまり取り上げないが、諸外国では「イスラエル・米国によるイラン空爆が間もなくだ」と語られ始めている。
昨今、日本でも一部の「インテリジェンス専門家」たちが「イラン発の第3次世界大戦」論を叫んでいた。あれと現状が重なると考えると、大きく見誤ることになるだろう。なぜなら、イランを巡る騒動は先月3日をもって大きくその意味合いが変わったからである。
理由はオバマ候補が「米民主党の大統領候補に”確定”」したことにある。この日に行われた2つの州における予備選をもって、オバマ候補は自らの「勝利」を宣言した。インターネット選挙による若者層からの広範な支持を得ているオバマ候補は磐石そうに見える。しかし、同候補ほどイラン問題の進展に怯えている人物はいないのだ。
ミドルネームを「フセイン」と名乗るオバマ候補は、かねてイランとの対話路線を主張してきた。そのため、「イランによる核兵器開発」を理由に対イラン強硬姿勢を貫くイスラエルをバックにした在米ユダヤ人たちから蛇蝎(だかつ)のごとく嫌われてしまっている。オバマ候補はこうしたイメージを払拭しようと必死だ。
オバマ候補は「イスラエルの安全は保障する」と繰り返し語る。しかしそうやって表面的な反イラン政策を語るたびに、ネオコン系のスタッフを多く抱えるマケイン候補から「変節漢」「外交音痴」と厳しい批判を浴びるに至っている。
そうした状況の中、仮にイスラエルと米国によるイラン空爆が実施されたらどうなるだろうか。空爆は限定的なものになるにせよ、実施されるとしたら、米海軍機動部隊の展開動向から考えて、来る8月上旬から9月中旬までの可能性が最も高い。そうなると場合によっては、米民主党の大統領候補正式指名の前になってしまう。開戦によって激しく燃え盛る愛国心の中で、「本当にオバマ候補でよいのか?」という疑問の渦が巻き起こるであろう。必然的に党幹部の目はもうひとりの「有力候補」へと向かうはずだ。ヒラリー・クリントン候補だ。大逆転が見えてくる。
オバマ候補はイラク、そしてアフガニスタンを訪問するとの意向を繰り返し表明している。「情報公開の拡大」を主張し、もともと情報機関と仲の悪い同候補が、そうした紛争地域に踏み入れた瞬間に何かが仕掛けられるかも含め、どうやら今年の夏は米国による”政治劇”から目が離せそうもない。
[新世紀人コメント]
原田氏は同様の記事をホームページにも出されているが夫々言い回しがかなり違っている。私の目には同様の事を言っているように見えるが、しかし、他の読者の方々には異なったものを見出されかもしれない。
日刊ゲンダイの記事には目を触れることの出来ない方々も多かろうと考えて転載をした。
私は少し前にはイスラエル軍がどうしてもイラン空爆を行うならばその目標を核施設ではなく石油井戸に対して行うであろうと推測していた。
何故ならばイランの核施設は稼動中であり、これを爆撃すれば核汚染が近隣諸国に散らばる。それに対し、石油井戸であれば「イランは石油収入によって核開発をしているから収入源を断つのだ」と攻撃理由が成り立つからだ。
しかし今回イランが中距離ミサイルの実験を行った事で、イスラエル側に攻撃目標をサービス的に与えた格好になってしまった?と思う。
この脅威?のミサイルをイスラエル空軍は爆撃すればよいのである。そうすれば核汚染は拡がらない。
しかし一方、イラン側はイスラエル軍+米軍の空爆は実は大歓迎ではないのか。
何故なら原油価格は高騰してイランはますます儲かるからである。ますますミサイル開発は出来るし、核開発も出来る。イランは得をする。
しかし、イスラエルは損をする。
米国は政治的に損をして経済的には儲かって得をすると言うわけだ。
さて、この攻撃?が為されたとすれば、これは大きな爆発エネルギーであるが、エネルギーは向く方向を僅かに操作するだけで、及ぶ影響力を180度変える事が出来るのだ。
つまり、オバマ氏に不利に作用し彼の政治生命を失わしめる事にもなり得るし、
また反対に、
オバマ氏の先行きに大きな追い風として作用する事も有り得ると私は見るのである。
さて先の大戦についてであるが、日本国民は米国の様な大国と戦争をしたくない本音の人が殆どであり軍部の中でもそうであった。
これについては、
文献No.2014 日本の危険
・複写・簡易製本 B5版
・原本は、昭和61年 東明社刊 235頁
http://www5f.biglobe.ne.jp/~shishoukaku/05shushinkai/01intro/00103-2014crisis.html
の第4部に詳しいが、同様の記述はたくさんある。
しかし、山本五十六のオヤジさんは精緻な真珠湾攻撃計画を立てて実行する事になった。
いやでもやらなければならない運命を生きた。
私は山本のオヤジが真珠湾攻撃をすると見せかけてそれをダミーにして機動部隊をパナマ運河の破壊爆撃に向かわせなかった事が不思議?である。
終戦真際に巨大潜水艦3隻が爆撃機計9機を積んでパナマ運河爆撃破壊に向かっていて途中で終戦の無線を受け取って帰還した事実から考えて、「始めからやっておけばよかったのに」と考えるのだ。
この事に山本五十六は博打が好きだったと言われているが(真実は不明だが?)、戦略家ではなかった事を示していると思うのである。石原莞爾とは比較にならない。石原は秀才過ぎて煙たがられたが山本は砕けた人間で博打もやれば女遊びもやったとのことで俗世間からは受けたであろう。
余計な事を書くはめになったが、要するに、例えばイスラエルが国民の多くが内心はイラン攻撃なんかはしたくないと思っていても、一部の連中が訪問したサルコジのごく近くで発砲騒ぎを起こしてしまう。
シオニズム過激派や米国内ネオコンが暴発するならば、「勝手に大いにやれ」と内心で考えていて誘い水さえ用意してやるグループが存在し得る事も不自然ではあるまい。
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