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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080707-00000010-gen-ent
東京地検が福田首相の側近に重大な関心を寄せている。内閣官房副長官の大野松茂衆院議員(72)の土地取引だ。長らく狭山市長(埼玉県)を務めた大野の一族は大変な資産家で、つい先日、11年前の怪しい土地取引が報じられた。妻と息子名義の土地を市に2億8000万円で売却したのに、その土地が“空き地”同然になっているのだ。市が“便宜”を図ったように見えるが、疑惑の土地取引はこれだけではないのだ。
●親族の土地が次から次へと公用地に
狭山市と大野の関係は怪しいの一言だ。
11年前の土地取引は大野側から市に土地購入を持ちかけたものだったというし、07年にも市は大野の親族の土地購入に関わっているのだ。
「狭山市と埼玉県は07年度、環境を守る『緑のトラスト保全』活動のため、市南部の『堀兼・上赤坂の森』(約6ヘクタール)を約5億円で購入した。この中に大野の妻、勝子氏名義の土地2100平方メートルが含まれているのです。付近一帯は、大野氏の父親の信貞氏の山林でした。相続の時に一族で分けていて、一部が勝子氏名義になった。この土地がなぜ公有地になったのか。土地の隣は南部運動公園が広がる。大野氏が市長時代の90年から整備を始めたものです。当時、運動公園の用地を積極的に買収したのは、大野氏が理事長を兼ねていた市土地開発公社です」(狭山市議の田中寿夫氏)
市長が親族の土地の隣に公園を整備し、その後、緑化保全名目で、親族の土地を公用地として買い上げさせたということだ。意図はともかく、構図はそう見える。
市によると、公園の整備には約50億円かかった。しかし、大野が市長選に落選(94年)すると事業中止になり、公園の周辺整備が残された。それが、近年になって突然、この一帯が県の「さいたま緑のトラスト保全地」になったのである。
「この間、勝子氏の実弟の諸口高男・自民党県議(現在落選中)が県議会一般質問で、この地域(堀兼・上赤坂)の問題を取り上げ、『公有地化が必要』などと訴えていました。県と市が土地を購入したのは、こうした質問がきっかけです。しかし、『緑の保全』が目的であれば、公園の南側を通る予定の都市計画道路(東京・狭山線)の周辺こそ環境を守るため保全地にするべきです。勝子氏の土地は公園北側の外れにあり、急いで公用地にするのは不自然です」(前出の田中市議)
ついでに言うと、勝子氏の従兄弟は仲川幸成・狭山市長だ。大野には、仲川市長の父親の恭平氏が組合長だった狭山茶農協との土地取引をめぐる疑惑も取り沙汰されている。
「東京地検が関心を寄せている、との情報が流れ、報道機関も色めき立っています」(事情通)
大野事務所は「土地取引は市の判断」と答えるのみで、自身の関与については口をつぐんでいる。大野は内閣メルマガ編集長でもある。今後の展開次第で福田内閣には大打撃になる。
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