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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080706-00000012-gen-ent
与野党の国対委員長4人が、7月下旬、仲良くそろって海外視察に出かける。場所はオーストラリア。日本と同じ「ねじれ」議会なので、実情を聞いて参考にしよう、という口実だ。しかし、民主の山岡賢次委員長は与党の大島理森、漆原良夫委員長とお手々つないで外遊している場合か?
昨年の参院選大勝後、民主党は衆議院では審議拒否を繰り返し、参議院では首相の問責決議案まで可決させた。「必死でガチンコ対決している」と見ている国民は多い。この夏だって、福田政権打倒をアピールして有権者の支持を拡大する絶好のチャンスだ。それなのに“突撃隊長”が与党と一緒に外遊では、国民はシラけるだけじゃないか。
「自民党が強かった時代は、通常国会が終わった後の夏は与野党幹部が一緒に海外へ出かけるのが慣例でした。機密費を使って野党幹部を接待したものです。でも、もうそんな時代じゃない。山岡氏自身も先日の国会閉会日には、『連戦連勝だった』『秋の陣は大きな戦いになる』と勇ましいことを言っていた。あれは何だったんだとなりますよ」(永田町関係者)
山岡氏といえば、4月、日銀副総裁候補だった一橋大大学院の渡辺博史教授に、「受けないように」と電話で“圧力”をかけたと問題になったものの、国会での事情聴取は“無期延期”で逃れた。結果的に与党側が山岡氏を守った形になったわけで、「できレースだ」と疑問の声が出たものだ。そのナアナアの関係を、今回の一件で自ら証明したことになる。
●「秋の陣は大きな戦いになる」と大口たたいたばかりなのに…
こうしたナレ合いに民主の若手から批判の声が挙がっている。馬淵澄夫議員は2日の毎日新聞で「国対政治はもう要らない」と言っていた。
「ガチンコでいこうとヤル気になっていても、山岡さんが妥協ばかりしていると、党内は『まだ大連立があるのか』と疑心暗鬼になってしまう。小沢代表の名代として動く、『トラの威を借るタヌキ』なので、面と向かって文句は言えないけど、皆、自民党の寝ワザ師タイプの山岡さんには不満を持っていますよ」(民主党関係者)
山岡委員長が弱腰なのは、「選挙(栃木4区)が危ないので、自民党にターゲットにされたくない」(前出の民主党関係者)という個人的な理由があるともいう。
バツが悪いのだろう、与党と野党は別々の日程でオーストラリア入りし、現地で合流して批判をかわそうとしているが、これじゃあ民主党の「政権交代」は遠のくだけだ。
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