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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080704-00000013-gen-ent
先週末(28日)、新聞各紙に一斉に掲載されたド派手な全面広告を見て「なんだこれ」と驚いた国民も多いのではないか。
舛添要一厚労相(59)の顔がドアップで写り「長寿医療制度について、改めてご説明させて下さい」とタイトルがつけられた政府広報だ。後期高齢者医療制度についてのPRで、〈(制度は)高齢者が安心して医療を受け続けられるようにするため〉〈在宅医療、高齢者担当医など、より良いサービスが受けられます〉などと書いてある。
これだけ老人から批判の声が上がり、国民の7割が廃止を求めているのに、いまだに反対が強いのは「広報不足」と思っているらしい。
国民はそんなに愚かではないし、許せないのは、こんな政府広報に2億円(!)もの税金が浪費されたことだ。全国紙5紙、ブロック紙3紙、地方紙65紙に一斉に掲載したため、コストが膨らんだのである。
「舛添大臣の顔がデカデカと写っているのも問題です。なぜ大臣を登場させる必要があるのか。あれでは、舛添大臣をアピールするために企画されたも同然です。かつて安倍首相が、政府広報予算をつかって参院選前に自民党の政策をPRし、大問題になったことがありました。今度も同じ批判を受けそうです」(霞が関事情通)
厚労省の政府広報といえば、薬害肝炎問題が決着した時、新聞折り込みを3000万部しか出さず、しかも謝罪の言葉がなかったことから薬害肝炎原告団を激怒させた過去がある。肝心な時にはカネを出し渋るくせに、舛添大臣PRでは大枚をはたく。
大臣のキャラクターなのだろうが、鼻につくスタンドプレーは、もうウンザリだ。
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