★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK51 > 564.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.amakiblog.com/archives/2008/07/01/#000974
2008年07月01日
既存の政治を全否定するという発想が重要である
政治は二の次だといいながら、はやりこのブログでは政治的な事を書かざるを得ない。今の日本の政治は、完全に機能していないからだ。
誤解の危険をおかしても、このブログの書き方を、わざと過激的、皮肉的にする。読者の頭の中に刺激を与え、自らの考えを呼び起こさせるためだ。
今日の各紙は一斉に国会議員の所得一覧を掲載していた。その数字を額面どおり受け取る者はいないだろう。どの議員も数字に表れない所得や資産を持っている事は皆が知っている。
注目すべきは、昔とちがってテレビ出演をしたり、本を出版して得た所得が報道されるようになったことだ。
政治家にそれらの活動を自粛せよというつもりはない。しかし、政治家が本来の政治を本気で行おうとした時、そんな余業をする暇とエネルギーがあるだろうか。
今日の毎日新聞に、「年金解決 メド立たず」という大きな見出しで、驚くべき記事がでていた。「宙に浮いた年金記録」問題が、根本的にはまったく解決されておらず、解決のメドさえ立たないという記事だ。
この問題が国民的な大問題になったのはもう一年半も前の事だったと記憶している。その間あらゆる政治家が、官僚が、知恵を絞って解決策を模索した。しかしそのめどさえ見つけられなかったのだ。
その一方で今日の各紙は7月1日から値上げが始まる商品の一覧表を掲載していた。
それを見て驚かない人はいないであろう。生活する上での基本的な物資や公共サービスが軒並みに値上がりするのだ。
政治は一体何をしているのだろう。政治家は何をしているのか。
ここで私は、プロゴルファーの父親とかタレント性だけで当選した、税金ドロボーまがいの政治家の事をあげつらっているのではない。
元総理経験者や、長年政治に携わってきた派閥の領袖、さらには政策通と目されている多くの政治家の事を言っているのだ。
6月末に国会が終わり、政治報道は書くことがなくなった。だからもっぱら選挙絡みの政治家の記事ばかりだ。
やれ解散・総選挙の時期はいつか、ポスト福田は誰か、9月の民主党の党首選挙における小沢の対抗馬は出るのか、新党は、政界再編は・・・
残念ながら、このような記事はこれからも繰り返されるに違いない。しかしこれらの政治家が一つでも国民のために役立つ仕事をしたというのか。
国民生活が楽になるような政策を打ち出せたか。
どれ一つ解決されない、解決できないのではないか。
私は「今の政治の全否定からはじめよう」と繰り返し書いてきた。
それは勿論極端な意見であり、非現実的な提案だ。
しかし、今の日本を見るにつけても、そこまでの発想の転換をしない限り、ちょっとやそっとの政治改革では、日本の未来はない、という思いを日々強めざるをえない。
今報道されているのは既存の政治家達の、自分達の生き残り活動でしかない。
政治を飯の種にしている政治記者たちの作り上げた閉鎖された世界でしかない。
政権交代が起こっても、政界再編が起きても新党ができても、今の政治家の顔ぶれを見ている限り、まず100%何もかわらない。
そうだとすれば、どうすればいいのだろう。
選挙区から誰か一人を選ばなければならない、という発想を捨てることだ。
税金を払うに値する政治家だけを選ぶという発想を持つ事だ。
たとえば今度の選挙を考えた時、与野党のどちらかの候補が勝つ。どちらかが負ける。
そのために刺客を送るとか、選挙区を鞍替えするとか、選挙協力をする。住民票を移す、という禁じ てもあるらしい。
小泉とか福田とか安倍とかと言った選挙区は対抗馬がいない。小泉にいたっては選挙区に一度も足を運ばずに当選したりする。
すべては政治家の定数があり、必ず誰かが選ばれるという事になっているからだ。
これを発想を転換して、最低の得票率が得られなければ、たとえ比較一位になっても当選できないとしたらどうか。
その得票率を過半数としたら、おそらく当選する者はいなくなる。
それでいいのだ。
本当に立派な政治家であれば過半数の支持くらい得られなければおかしいだろう。
それで誰も当選しなければ、それでもいいのだ。
税金が節約できる。おびただしい経費が節約できる。
国を動かしていくことぐらい、国民がその気になってあたらしい方式を考え出せば、どうとでも出来るのだ。
それくらいの発想の転換をして国民が動かなければこの国は変わらない。
変わらなければ、この国はもっともっと悪くなる。格差は広がり、社会不安は高まっていく。国民はばらばらになっていく。
日本はもうそこまで来ているのではないか。
我々が政治をつくり直さなくてはいけない。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK51掲示板
フォローアップ: